林業労働安全パトロールを実施しました

令和4年7月20日に、志太榛原農林事務所管内の森林整備の施工箇所で、林業労働安全パトロールを実施しました。

林業労働災害は長期的には減少傾向にありますが、重大災害となる危険性が高く、発生率も他産業と比べて極めて高くなっています。このため、定期的に安全な作業方法や安全管理体制の整備を目的とした林業労働安全パトロールを実施しています。

7月は、林材業労働災害防止月間であることから、林業・木材製造業労働災害防止協会静岡支部から派遣された講師とともに、作業中の現場を巡回指導しました。

当日は現場の地形・林況・危険箇所の確認及び共有や、作業中に起こる可能性のある事故等について検討し、労働災害の発生前に危険の芽を摘み取るリスクアセスメントや、若手の現場技術員が伐採作業を実施し、講師から指導を受けました。講師からは、基本的な伐採技術を身に付けるとともに、的確な判断力を身に付け、現場や伐採作業の過程で起こる状況の変化に応じて、臨機応変に対応するように指導がありました。

なお、今回は当事務所の若手職員にもパトロールへの参加を呼びかけたところ、講師の言葉に真剣にメモを取る等、若手職員にとって大変貴重な学びの機会となりました。県では、今後とも、林業労働災害発生ゼロに向け、林業経営体とともに労働安全に取り組んでいきます。