海岸防災林の整備

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ページID1026948  更新日 2023年1月26日

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森林には、海浜からの強風や飛砂及び潮の被害から田畑や住宅などを守る働きがあります。

治山事業ではその海岸防災林の育成や保全のための整備も行っています。

防潮工(防潮堤等)

波浪による侵食を防止するとともに森林造成の基礎とします。

写真:防潮工1
磐田市中平松;着手前
写真:防潮工2
完成

森林造成(防風工、静砂工、植栽工等)

海岸砂地に林帯を造成して飛砂、潮風等の害を防止又は軽減し後背地の保全を図ります。

写真:森林造成1
防風工
写真:森林造成2
植栽工

静岡県海岸防災林の森林整備方針について

海岸防災林は、飛砂防止、防風、潮害防備などの防災機能に加え、生物多様性保全機能や、保健休養機能など多様な役割が求められています。

また、東日本大震災による津波被害を受けて津波被害軽減効果に対する期待も高まっています。

そのため、従来の防災機能に加え、津波被害軽減効果が高く、生物多様性保全機能、保健休養機能など多様な機能を持つ新たな海岸防災林を整備・育成するために、「静岡県海岸防災林における森林整備方針」を策定しました。

今後この方針に基づいた整備を進めてまいります。

中東遠“ふじのくに森の防潮堤づくり”事業の指針

東日本大震災の教訓から、「潜在自然植生による森づくり」の考え方を基本に据え、先人の知恵、地域の人々という地域の場の力を活用した、平時には県民に親しまれる憩いの場となり、有事には津波に対する多重防御の一翼を担う“ふじのくに森の防潮堤づくり”を推進しています。

中でも静岡県西部の中東遠沿岸域では、平成26年度から、塩害等により松が枯損した海岸防災林において、市(防災林の嵩上げ)と県(植栽等)が連携して、事業を実施しています。

これは全国初の取組であり、確立された造成技術が無いことから、「中東遠“ふじのくに森の防潮堤づくり”検討委員会」を開催し、専門家の意見を反映した指針を策定しました。

今後は、本指針により事業を進め、植栽木の成長を観察しながら、改良を加えていくことで、防風、防潮、飛砂防備機能を十分に発揮しつつ、津波被害の軽減にも寄与する海岸防災林を整備していきます。

また、次のページもご覧ください。

静岡県の管理する海岸林

静岡県の管理する海岸林を紹介します。

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このページに関するお問い合わせ

経済産業部森林・林業局森林保全課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2655
ファクス番号:054-221-2829
shinrinhozen@pref.shizuoka.lg.jp