フェーズフリーって何だろう?

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ページID1078344  更新日 2025年11月14日

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フェーズフリーとは

 フェーズフリー(Phase Free)とは、「平時と非常時の境界」(フェーズ)を「解放」(フリーに)するという意味で、普段のくらしと災害時のくらしの垣根をなくすことを目標とした考え方です。
 例えば、防災用品のほとんどは、平時は保管のみで、非常時になってから初めて取り出して使用する“防災専用の製品”です。一方、フェーズフリー品は、非常時に役立つ商品であることはもちろん、 平時の生活でも便利に使える商品になっています。

写真
(暁電工株式会社 提供)
写真は車のバッテリーから携帯などを給電できる給電器です。
平時はキャンプなどのアウトドアでも利用できます。

フェーズフリーのメリット

・日常生活への統合
→防災を特別な活動ではなく、日常生活の一部に自然に組み込める。

・保管スペースとコストの効率化
→非常時専用の物品を保管するスペースの必要がない。
→日常用と非常用で二重に購入する必要があった物品が、一つで日常用と非常用の両方に利用できる。

・災害時のQOL(生活の質)の向上
→避難生活においても、普段使用している家具や物品をそのまま活用できるので、環境の変化によるストレスを最小限に抑えられる。 など

課題ごとのフェーズフリー

被災した際に直面する課題に対して、どのようなフェーズフリーがあるか見ていきましょう。

防災施設を組み込んだ散歩コース

災害はいつ起こるか予測できません。非常時にどこへ、どのようなルートで向かうのかを事前に把握しておくことが大切です。散歩コースに防災施設を組み込むことで、日常の行動をそのまま非常時の対策とするフェーズフリーな防災対策になります。こちらのページでは事例紹介もしています。

このページに関するお問い合わせ

静岡県地震防災センター
〒420-0042 静岡市葵区駒形通5丁目9番1号
電話番号:054-251-7100
ファクス番号:054-251-7300
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