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昨年の東日本大震災は、東北地方を中心に甚大な被害を及ぼすとともに、我が国の社会経済活動に多大な影響を与えました。その一方で、被災地に対し全国から多くの支援が寄せられるなど、「絆」の大切さを改めて強く実感したところです。
静岡県では、さきの大震災をまさに「我が事」として重く受け止め、これまでの地震・津波対策を抜本的に見直すとともに、全県を挙げて被災地の復旧・復興に向けた支援を行ってまいりました。
今年が被災地の皆様の復興への希望にあふれる一年となりますよう、強く念じております。
本県では、昨年2月23日の「富士山の日」に「“ふじのくに”づくり宣言」を行い、県政運営の基本である総合計画「富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザイン」を発表しました。その後、東日本大震災を始めとした社会情勢の変化に対応するため、危機管理機能の強化、雇用対策の推進のほか、初夏までに開通する新東名高速道路を活かした内陸部の魅力ある地域づくりを新たに盛り込むなど、総合計画の総点検を行いました。こうした施策を含め、県民幸福度の最大化に向けて全力を挙げて取り組み、今年の干支にちなみ龍のごとく、富士の高嶺を目指して計画に掲げた目標を前倒しで達成してまいります。
今年、本県が誇る日本のシンボル富士山は、世界文化遺産登録への正念場を迎えます。豊かさの集積である「富」、廉直な心を堅持する者である「士」の両者を兼ね備え、「豊かにかつ廉直に生きること」を示唆する富士山は、尽きることのない価値の源泉「不尽」、不老長寿のシンボルとしての「不死」、オンリーワンを表す「不二」など、多様な価値を表しています。
県民の皆様には、富士山から引き出されるこれらの価値を心にとどめていただき、「住んでよし 訪れてよし」「生んでよし 育ててよし」「学んでよし 働いてよし」の理想郷づくりに向けて、御理解と積極的な御参画をお願い申し上げるとともに皆様の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げます。

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