第1回南アルプスユネスコエコパークで地域の資源を活かした体験型ツーリズムを推進!

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ページID1035191  更新日 2023年1月13日

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写真:エコティかわね神東さん

エコティかわねの神東さん

こんにちは、静岡県中部地域局です。

地域活動に取組む方々にスポットを当て、地域との関わりのきっかけや、どのような活動をしているのかなど、中部地域局の職員がインタビューし、みなさんに情報をお届けします。第1回となる今回は、川根本町で活動されている一般社団法人エコティかわねの神東美希(かんとうみき)さんにインタビューしました。

川根本町に関わったきっかけは緑のふるさと協力隊

私は、生まれも育ちも愛媛県です。

2011年、緑のふるさと協力隊員になり、赴任した町が川根本町。それまでは、静岡県に訪れたこともなく、川根本町とのかかわりもこのような偶然からです。

緑のふるさと協力隊としては、1年間、農家さんのお手伝いや、川根本町の施設「茶茗舘」での業務などを行ったりしました。その当時、川根本町のことを知らなかった私は、今回の取材と同様に地元の皆様に話を聞きに行くことを通じて、さまざまな人とのつながりが生まれました。

任期後も、エコティかわねの前身であるエコツーリズムネットワークの事務局で活動してきました。

エコティかわねの事務局として活動

体験型ツーリズムの企画や運営に携わる

エコティかわねは、地域の自然、歴史、文化などを活かした体験型ツーリズムの企画・運営などを行っています。私は、事務局として、体験プログラムの参加者の募集や、お客様との調整、広報活動などを行っています。

体験プログラムは、会員の方が自分の得意の分野を生かしたものを提供しており、カヤック体験、自然満喫トレッキング、草木染め体験などさまざまです。令和3年1月現在で約66人の会員が在籍し、町内の人が6割、その他の地域の人も4割ほどいます。

写真:カヤック体験
カヤック体験で川根本町の自然を満喫

川根本町をふるさと、居住地に次ぐ第3の場所に

寸又峡の夢の吊り橋や温泉などの観光目的で訪れた人について、エコティかわねのSNSやホームページなどを見て体験プログラムがあることを知り、観光と合わせて体験プログラムに参加されるという方が多くいます。コロナ禍で昨年と比べ体験プログラムの開催回数こそ少なくなりましたが、1回あたりの参加者割合は高くなっており、自然の中での体験プログラムの需要は増えてきていると感じます。

参加者の多くは、町内を周遊することにより、お気に入りの場所を見つけたり、地元の人との交流を通じて新たな発見をしたりしてくださっています。そして、自分だけのお気に入りの場所としてリピーターになっていただいた方が、会社の同僚を誘って訪れていただく状況も増えています。

私は、川根本町に訪れた方が川根本町のことを気に入り、2回、3回とまた訪れて、「ただいまー」、「おかえりー」と言い合えるような、ふるさと、居住地に次ぐ、第3の場所になってもらいたいと思います。私たちエコティかわねのツアーが川根本町を訪れる“きっかけ”になるよう、今後も皆様にプログラムの提供と、魅力ある情報を発信していきたいです。

遠出が難しい今だからこそ、地域の人には地域のことを知ってもらいたい

コロナ禍でなかなか遠くに行くことのできないこんな時だからこそ、地域の方々には、集落の散策などしてもらい、地域のことを再発見してもらえたらと思っています。エコティかわねでは、集落の散策など、地域の人を対象としたプログラムを計3回開催し、いずれの回も多くの方が参加くださりました。

このプログラムを通じて、地元でもこんなに楽しめるんだということを感じてもらい、この経験を地域の人たちに広めていってもらいたいです。また、若い人たちにも川根本町の魅力を体感してもらうことで、川根本町に住んでいることに自信をもってもらえたらと思っています。

写真:大札山
大札山を新緑トレッキング

移住コーディネーターとしても活躍中

エコティかわねでの活動と両立し、令和2年4月から川根本町の移住コーディネーターとして、移住に関する問合せがあった際の対応などを行っています。移住者の受け入れ体制を整えるために、移住コーディネーターに任用されてまず着手したのが、空き家の調査。町内には空き家が各所にありますが、どれほどの空き家があるのか十分に把握できていなかったため、町内全域を調査し、空き家の所有者には空き家の今後の意向などを確認しました。その結果、空き家の物件情報を管理する「空き家バンク」への登録者が増えたり、今後登録したいという人が増えたりしました。

また、移住者の方々には、移住後に地域の中に溶け込んでもらえることを望んでいます。私の役割は川根本町に住んでいる方と移住者の方をおつなぎすることです。地区によっては、地区総出の祭りなどの行事もありますので、移住相談の際には、移住後のマッチングに相違が生じないよう、地区の特徴などをお伝えしています。

ふと見上げると満天の星空

川根本町に移住して約10年、ここでの生活に馴染み、大井川、SL、茶といった景色は当たり前の景色になりましたが、とても恵まれたものであると思います。

また、仕事終わりにふと空と見上げると、あたり一面に星空が広がっており、きれいだなと感じます。

時間にゆとりのある朝は、川根本町の自然を眺めながら、深呼吸することで、気持ちの良い朝がやってきます。

皆さんも川根本町にお越しの際は、ぜひ豊かな自然を味わってください。

写真:星空
川根本町は「澄んだ星空」全国2位に選ばれたこともある圧巻の星空

リレーのバトンはNPO法人クロスメディアしまだの兒玉絵美(こだまえみ)さんへ

活動しているジャンルこそ違いますが、ともに「大井川流域を盛り上げていこう!」と頑張っている同士であるNPO法人クロスメディアしまだの兒玉絵美さんを紹介したいと思います。

兒玉さんとは、今年で4年目になる「無人駅の芸術祭大井川」をきっかけに親しくなりました。詳しい活動については、兒玉さんからお話いただけると思いますので、お楽しみにしてください。

このページに関するお問い合わせ

中部地域局地域課
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1 藤枝総合庁舎2階
電話番号:054-644-9102
ファクス番号:054-645-1152
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