令和3年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1011084  更新日 2023年1月13日

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令和3年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.所信】

令和3年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

今月13日に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強を観測した地震により、家屋の倒壊などの被害が生じ、多くの方々が被害に遭われました。被害に遭われた方々に対しまして、心からお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症との闘いは、1年近く続いております。この国難とも言うべき危機を乗り越えるべく、感染防止対策の徹底により感染を抑え込み、県民の皆様の命と生活を守っていく決意であります。

医療従事者の皆様には、強い使命感を持って患者と向き合い、本県の医療を支えていただいており、深く感謝しております。医療は、新型コロナウイルス感染症対策の最後の砦であります。今後も全力で支援してまいります。

県民の皆様には、緊急事態宣言の発令などにより、不要不急の外出自粛、休業要請、学校の長期休校など、日々の暮らしに多大な御負担をお掛けしております。これまでの間、高い危機意識を持って、3密の回避、マスクの着用、手洗いの敢行、こまめな換気など、新しい生活様式の実践に取り組んでいただいていることに、改めて感謝申し上げます。御自身が感染しない、身近な人を感染させないことが医療従事者の皆様への支援ともなります。引き続きの御協力をお願い申し上げます。

私は、知事就任以来、日本の国土の象徴であり、人類共通の宝である霊峰富士のごとき高い志を持って、「ポスト東京時代」の新しい日本づくりの先導役を担い、誰もが努力をすれば人生の夢が叶う、“Dreams(ドリームズ) come(カム) true(トゥルー) in(イン) Japan(ジャパン)”の拠点となるべく、その実現に全力で取り組んでまいりました。

オール静岡での取組により、平成25年6月の富士山世界遺産登録を皮切りに、地域資源・人材群が次々と世界的な評価を得ている本県は、国内はもとより、世界の人々が夢を叶える「徳のある、豊かで、自立した」地域になりつつあります。

令和3年度は、県政運営の羅針盤である「静岡県の新ビジョン富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくり」の基本計画が最終年度を迎えます。

これまで、計画全体の進捗は概ね順調に推移しております。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、予断を許さない状況ではありますが、総仕上げに向けて全力で取り組んでまいります。

新型コロナウイルス感染症の拡大は、人々の意識、価値観、行動、暮らし方、働き方に大きな影響を与え、社会システム、ビジネスモデル、産業構造の転換が進みつつあります。新型コロナウイルスは、これまでの様々な仕組みを「破壊」しました。「破壊」の次は「創造」です。静岡県が新しい時代の幕を開けるという気概を持って、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の先導的な地域づくりを進めてまいります。

感染症で打撃を受けた経済の活性化、再生に向けて、大都市圏とは格段に感染リスクの低い地域において新しい広域経済圏を形成し、デマンド・サプライの両面から、地域主導型の経済政策「フジノミクス」を展開してまいります。

デマンドサイドでは、山梨県、長野県、新潟県との「山(やま)の洲(くに)」広域経済圏において、域内の財・サービスを、域内の住民が買い支える取組を強力に進めます。これは、生産者を助ける「利他」であると同時に、買う人にとっても楽しい「自利」であります。人を幸せにして、自分も幸せになる「幸せをつくる消費喚起策」により、県民幸福度を高めてまいります。

私は、知事就任直後の平成21年6月県議会定例会の所信表明で、「域外に開かれつつも、域内で自己完結しうる地産地消を軸とした経済文化圏の形成を目指す」と申し上げました。10年余が経過し、この構想が更に大きく実現に向けて動いていると実感しております。

サプライサイドでは、本県のこれまでの医療健康産業の集積を活かし、医薬品・医療機器産業、ライフサイエンス産業などの「命を守る産業」へのシフトを後押しし、リーディング産業として育成してまいります。

コロナ禍を契機に、地方暮らしへの関心が高まり、地方回帰の動きが目に見えて加速しております。先日、私が講師を務めた勉強会に参加したビジネスマンから、静岡県へ移住したい旨のお話と移住に向けた御相談をいただきました。

この機会を逃さず、仕事と暮らしを両立する場として、本県が選択されるよう、美しい自然環境、歴史に培われた文化、豊かな食材などの恵まれた資源を活かした、多彩で魅力的な「ふじのくにライフスタイル」が織り成す静岡ならではの生活様式を国内外に積極的に発信してまいります。

地方回帰のフロントランナーとして、「帰去来(かえりなん)いざ!故郷(ふるさと)“ふじのくに”へ」をキャッチフレーズに、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の先導的な地域づくりに全身全霊で取り組んでまいりますので、引き続き、県議会の皆様の更なる御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。