あざれあメッセ2021その2

こんにちは！第8期UD特派員の兵頭柚衣です。

今回「あざれあメッセ2021」に参加した4人は3本の映画を見ました。私はその中の1つである『ブレッドウィナー』という映画について紹介します。

この作品は女性の人権というテーマで上映されました。タリバンが支配するアフガニスタンで強く生きる少女の物語です。

女性だけで家を出たり女性が顔を見せると殴られる、女性だから物を売らない、働けない、そんな差別を受けた少女は髪を切り、少年になりました。

カナダの作家のデボラ・エリスさんの「生きのびるために」が原作で、パキスタンの難民キャンプで、アフガニスタンの女性や少女に取材を重ねて書き上げたそうです。この映画が物語ではなく本当にあったことに衝撃を受け、また、「昔あった話」というだけではないことに気づき、ニュースを見る目が大きく変わりました。

ただただ感動したと感じる映画なのではなく、心に訴えかけ考えさせられる映画です。私は特に登場人物の表情に注目して欲しいです。

一瞬の感情の変化や言葉の裏に隠れた感情など、繊細なアニメーションにより人々の気持ちが想像できます。DVDやBluRayも発売されており、レンタルショップで借りることもできます。ぜひ鑑賞してみてください。今何気なく見ているニュースの見方も変わると思います。次回投稿は山崎あやらさんです。