令和4年度日本語指導者養成講座【焼津市】

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ページID1054002  更新日 2023年6月8日

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第1回 オリエンテーション 多文化共生の地域づくりと初期日本語教室

6月5日(日曜日) 焼津市役所 本庁舎1A東&西 受講者31名

講師

  • 静岡県立大学 教授 高畑幸 氏
  • 焼津市市民協働課 主査 清水愛子 氏
  • 静岡県多文化共生課 班長 古橋弘幸

「静岡県における地域日本語教育実態調査 結果報告」から、日本語を学ぶ機会が保障されていない身分資格の定住者へのアプローチが必要なことや、外国人住民と日本人住民のつながりを生む多文化共生の拠点としての日本語教室が求められていることを学びました。その後、県の方針と施策について説明し、令和4年度にモデル市として初期日本語教室を開催する焼津市より、外国人住民の状況、多文化推進計画と取組や課題「焼津市はじめての日本語教室」の概要について話してもらいました。多くの受講者が焼津市の熱意に共感し、日本語教室の開催に向けて一体感が生まれたようでした。

写真:第1回講座の様子

写真:第1回講座の様子2

第2回 地域日本語教育と対話交流型日本語教室

6月12日(日曜日) 焼津市役所 本庁舎1A東&西 受講者31名

講師

東海日本語ネットワーク 副代表 米勢治子 氏

地域日本語教育の現状と課題、対話交流型日本語教育の意義について理解を深め、地域日本語教室のあり方、なぜ「対話」と「協働」なのかについて学びました。また、学習者と支援者になりきって、言語以外の手段で「私のこと」を伝え合うロールプレイを行い、初期日本語教室で日本語が全く分からない人とコミュニケーションする方法を体験を通して学びました。

写真:第2回講座の様子

写真:第2回講座の様子2

第3回 学びを促進するファシリテーション講座

6月26日(日曜日) 総合福祉会館ウェルシップやいづ 多目的ホール 受講者23名

講師

一般社団法人トリナス 代表理事 土肥潤也 氏

対話活動におけるファシリテーションについて、ファシリテーターの役割と、「聞く・訊く・聴く」の違いや、「傾聴」、「沈黙の扱い方」等について実践をとおして学びました。相手の話を引き出すために、問いかけや相づちの工夫を凝らし、活発なワークショップが行われました。

写真:第3回講座の様子

写真:第3回講座の様子2

第4回 静岡県対話交流型日本語教材『はじめまして!日本語』の理解

7月3日(日曜日) 総合福祉会館ウェルシップやいづ 多目的ホール 受講者32名

講師

地域日本語教育総括コーディネーター 鈴木ゆみ

「はじめまして!日本語指導用マニュアル」に沿って教材の概要説明を行い、初期日本語教室における目的や学習目標について理解を深めた後、実際の教室で使用する教材を用いて対話交流活動を行うことで、体験を通じて教材の使い方を学びました。その後、焼津市在住のフィリピン出身とブラジル出身の母語支援者の方から話をお聞きし、焼津市で外国の方たちがどのように暮らしているか、また日本語能力や日本語学習の状況等について実態を知ることができました。

写真:第4回講座の様子1

写真:第4回講座の様子2

第5回 活動計画を立てる

7月10日(日曜日) 総合福祉会館ウェルシップやいづ 大会議室 受講者22名

講師

株式会社マキノハラボ グローバル事業担当 佐野仁美 氏

初期日本語教室を開催する目的と目標を明確にする大切さと、それを踏まえたコースデザインの設計についてトピック選定のポイント等を学び、グループでコースデザインの案を作成しました。続いて、日本語教室の構成員とそれぞれの役割をおさえた上で、「牧之原市はじめての日本語教室」で実際に使った活動進行表を基に具体的な内容について学んだ後、コースデザインで取り上げたトピックについて活動進行表を作成し、全体で紹介し合いました。

写真:第5回講座の様子

写真:第5回講座の様子2

第6回 日本語能力判定テスター養成講座

7月31日(日曜日) 総合福祉会館ウェルシップやいづ 多目的ホール 受講者25名

講師

愛知県あいち地域日本語教育推進センター 総括コーディネーター 千葉月香 氏

学習者の日本語レベルを測る日本語能力判定の必要性と、とよた日本語学習支援システム「とよた日本語能力判定」の理念と手法を学びました。受講者がペアになり、自然な会話や笑顔を意識しながら、相手の発話や聞き取りの能力をチェックする「インタビュータスク」、「ロールプレイタスク」、「絵を見て話すタスク」をやってみました。焼津市では、「はじめての日本語教室」の開講前に「テスター勉強会」を開き、この回で学んだことのおさらいをして本番に臨みました。

写真:第6回講座の様子

写真:第6回講座の様子2

第7回 振り返り・まとめ

9月25日(日曜日) 和田公民館 多目的ホール 受講者23名

講師

地域日本語教育総括コーディネーター 鈴木ゆみ

これまでの講座を復習し、「焼津市はじめての日本語教室」での実践をふりかえりながら、「ことばに頼らないコミュニケーション」や「ファシリテーションの実践」について受講者同士で意見交換を行いました。更に、「地域日本語教室の社会的意義とは何か」について話し合い、お互いに考えを深めました。最後に、「R4わたしのキャッチフレーズ」として、受講者がこれからの活動で心掛けたいこと、頑張りたいことを宣言しました。

写真:第7回講座の様子

写真:第6回講座の様子2

このページに関するお問い合わせ

知事直轄組織地域外交局多文化共生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2178
ファクス番号:054-221-2542
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