しずおか文化財ナビ 新葉和歌集

よみ

しんようわかしゅう

指定区分、指定種別

県指定/有形文化財 ・ 書跡・典籍・古文書

指定日

1982年2月26日

員数

2冊

一般公開有無

無

公開情報

指定内容

典籍
【指定資料】　上・下2冊、列帖装、とじ糸原装のまま表紙後補題僉は元表紙より転貼（「本文と同筆」の極書あり）。縦25.9cm、横17.9cm、題箋　縦14.8cm、横3.1cm、用紙鳥の子上質紙、虫損殆んどなし、序文1面9行、本文1面10行　墨付　縦21.5cm、横14.7cm朱の句読点あり。
文化13年丙子の年（1816）前大倭守藤原経徳の箱書、真珠庵宗玄の鑑定、古筆了悦の極書等いずれも足利義照（義尚）の筆としている。
筆写年代は書写、典籍の態様から足利時代中期と推定される。新葉和歌集（準勅撰）本文の枝訂研究、写本の系列及びその事情の研究等における本典籍の文献資料としての価値は極めて高く、また宗良親王（新葉和歌集撰者）と本県とのかかわりから本県にゆかりの深い貴重な資料と考察される。