静岡県東部地域局とは
複合的な要素を含む地域の政策課題を解決するため、県の西、中、東、賀茂地域に地域局が設置されています。各地域局は地域における県の中核機関として、市町や地域の各種団体等との連携を強化し、平時から復興まで見据えた安全・安心で魅力ある地域づくりを促進しています。
静岡県東部地域の概要
静岡県東部地域は、14の市町(熱海市、伊東市、三島市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、沼津市、清水町、長泉町、裾野市、御殿場市、小山町、富士市、富士宮市)で構成されています。
富士山や駿河湾の豊かな自然環境と東海道などの古い街並み、日本庭園や神社仏閣の歴史的建造物など、バラエティに富んだ素材が揃っています。特に、伊豆半島の温泉や多彩な食は我が国を代表する観光地でもあります。
首都圏から東名高速道路でおおむね1時間から1時間半程度と交通アクセスも良好であり、年間を通じて温暖な気候で晴天率も高く、恵まれた環境にある地域といえます。
東部地域局の業務紹介
危機管理課
- 東部方面本部の組織及び運営に関すること
- 防災訓練の企画及び実施に関すること
- 危機管理事案に関する管内の防災・減災対策の推進強化
- 災害応急対策に関する関係機関との連携調整
- 防災教育、出前防災講座の推進
地域課
地域振興
- 県総合計画の推進
- ふじのくにフロンティアを拓く取組への推進
- 地方創生の取組の推進に関すること
- 移動知事室、知事広聴
- 移住、定住促進
- 富士山準高地トレーニング推進会議に関すること
- サイクルツーリズムの推進
- アニメを活用した地域振興
- 管内市町、関係団体の情報収集、発信
地域防災
- 市町の防災力強化支援
- 市町地域防災計画の修正指導
- 市町への緊急地震、津波対策当等交付金の交付
- 自主防災組織の強化
- 消防団協力事業所県税特例の認定
- 災害時の帰宅困難者対策
- 「わたしの避難計画」の普及支援
観光振興
- 伊豆地域の観光情報の収集、発信
- 伊豆地域の観光振興
第1四半期報告(令和4年4月から6月まで)
東部地域局の主な取組を四半期ごとに紹介します。
学校防災教育
本年度も、地域防災に係る人材育成の一環として、防災出前講座及びふじのくにジュニア防災士養成講座を順次開催しており、令和4年6月15日現在、中学校・高校・特別支援学校の13校で1,699名が受講しています。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、昨年度からオンラインミーティングによる講座にも取り組んでおり、引き続き、地域防災力の更なる強化に向けて講座を進めていきます。
地震体験車
当局の地震体験車は令和4年2月に更新され、東北地方太平洋沖地震など、近年各地で発生した大規模地震も体験できるようになりました。
新たな体験車の運用は、この4月から本格的に始まり、地震時に備える知識や技術を疑似体験により習得することを目的に、令和4年6月20日時点では、管内5市4町の13箇所で約1,300名の方が体験しています。
今後も引き続き、市町等と連携して防災意識の啓発を進めていきます。
市町職員向け風水害対処演習「風水害イメージTEN」
近年、線状降水帯の発生による広域・長期化する降雨や台風の大型化など、甚大な被害を及ぼす降雨が発生しています。
このため、管内市町の風水害への備えと対応力強化を図るため、「風水害対応イメージTEN」(※)を活用した演習を令和4年6月9日に開催しました。
※「風水害対応イメージTEN」とは
令和元年度、県東部地域が台風15号及び19号により、広範囲にわたり浸水や土砂災害等の被害を受けたことから、本県が地震対策用に開発した自主防災組織の災害対応図上演習「イメージTEN」を、東部地域局で新たに風水害対応版に改編したものです。
帰宅困難者市町担当者会議
当局では令和3年度より管内市町と連携し、帰宅困難者対策を進めています。令和4年5月24日に第1回市町担当者会議を開催し、今年度の進め方等についての意見交換を行いました。
今後は各市町の地域特性に合わせた対策方法の検討や企業等に対する「一斉帰宅の抑制」を普及していく予定です。
知事広聴in御殿場
令和4年5月26日に、御殿場市の高根ふれあい広場・中郷館で知事広聴「平太さんと語ろう」が開催されました。東部地域局長の司会進行のもと、幅広い分野で地域で活躍されている発言者3名の方々と、川勝知事が意見交換を行いました。
東部地域で活躍されている方々との意見交換
県が、できる限り現場に即した政策を行えるよう、当局では多様な分野で活躍されている方々から、現場の貴重な意見を伺う機会を設けています。
当期では、「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議東部地域会議」の子育て・福祉・農林水産業・教育・観光分野の構成員の方から、それぞれの現場における課題等をお伺いしました。今後は、当局HPや東部地域局通信により、情報発信していく予定です。
移住相談会「東部地域DAY」
静岡県東部地域14市町が順番に東京の静岡県移住相談センターで相談会を開催する移住相談会「東部地域DAY」の初回、御殿場市・小山町の回が開催され、同市町の職員が移住相談に対応しました。当局では、チラシ作りやSNS等を通じた情報発信により集客に協力しました。
歴史・文化を活かした誘客・周遊促進
県では、市町、観光・商工関係団体等の83団体で構成する「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ゆかりの地伊豆・富士山周遊促進連絡協議会」と連携し、伊豆・富士山地域の歴史・文化資源を活用した誘客や周遊促進、消費喚起に取り組んでいます。
6月には「富士川の戦い」や「富士の巻狩」などの富士山麓地域に残るエピソードを中心に扱った、伊豆・富士山地域の源頼朝・北条氏ゆかりの地を紹介したパンフレット「鎌倉殿が築いた武家政権の礎の地伊豆・富士山を歩く」を作成しました。
第2四半期報告(令和4年7月から9月まで)
東部地域局の主な取組を四半期ごとに紹介します。
防災訓練を通して大規模災害に備える
県では、大規模災害の発生に備え、関係機関と連携して防災訓練を行っています。
消防庁主催の緊急消防援助隊全国訓練が令和4年7月27日に行われ、県は、警察や自衛隊と参加し、情報伝達・共有方法や被害想定に対する調整・連携などの確認を行いました。
また、8月30日には静岡県総合防災訓練を実施し、県災害対策本部と東部方面本部の活動や運営について再確認するとともに、管内全ての14市町に情報収集要員を派遣して情報伝達の実践や、関係機関との情報共有・調整方法などの確認を行っています。


水難事故防止キャンペーン
県内の水難事故の発生状況は、全国的にみても件数・人数とも多く、特に海のレジャーが盛んな伊豆地域での発生が多く見られます。
このため、水難事故防止キャンペーンの一環として、令和4年7月29日に熱海サンビーチで、海水浴客を対象とした遊泳中の事故防止の呼びかけを、熱海市、熱海警察署、熱海消防本部、下田海上保安部の職員と合同で行いました。
アスルクラロ沼津主催の防災イベントにブースを出展しました
令和4年9月23日にプラサヴェルデで開催された防災イベント「全力!防災チャレンジカップ 一生忘れられない防災訓練」に出展しました。
県で開発したタブレット端末用防災アプリ「静岡県防災学習(地震)」を体験してもらい、地震の知識や日頃からの備えなどをクイズで学べ、参加した小学生や親御さんに好評でした。
夏休み自由研究体験講座
令和4年7月25日から8月27日までの夏休み期間、静岡県東部地域の小学生やその保護者に当地域の企業のことを「知ってもらう」ために、地域の企業による職業体験講座「夏休み自由研究体験講座」を開催しました。
35講座に300人以上の小学生とその保護者が参加しました。参加者からは「楽しかった」「地域の企業を知る機会となった」「また開催して欲しい」という感想が多く出ました。
知事が動く!東部移動知事室
令和4年9月5日、6日に富士・富士宮地区において、「SDGsに資する取組」をテーマに東部移動知事室を実施しました。
移動知事室とは、知事の唱える「現場主義」の具現化のため、執務の拠点を一定期間にわたり出先機関(今回は富士財務事務所所長室)に置くことにより、県内各地域における重点施策の推進、政策課題や県政への要望等を現地で確認し、対応を図ることを目的に実施するものです。
視察先は以下のとおりです。
1日目 9月5日




2日目 9月6日



知事広聴in熱海・伊東、富士
令和4年8月25日に伊東市のひぐらし会館で、9月6日に富士市のラ・ホール富士で知事広聴「平太さんと語ろう」が開催されました。
東部地域局長の司会進行のもと、地域において幅広い分野で活躍されている方々と、川勝知事が意見交換を行いました。
情報発信力強化
東部地域局通信
東部地域の魅力や地域で活躍する団体・個人等の活動を紹介するため、令和4年8月から東部地域局通信の発行を開始しました。発行後は、当局事業と関わりのある地域活動団体や事業所、管内市町等に送付し、地域の関係者とのコミュニケーションツールとしても活用しています。
東部地域×スポーツ
移住・定住促進事業の一貫として、認知度の高いスポーツ選手に移住者インタビューを行いました。第1弾は三島市を拠点に活躍するTEAM BRIDGESTONE Cyclingに所属する選手に御協力いただきました。
また、同チーム所属の橋本選手にはサイクリングルート「伊豆いち」の紹介も依頼。地域のおすすめスポット等を紹介した取材内容を局SNSやHP等で公開し、東部地域の魅力発信に取組みました。
第2弾 伊豆・富士山歴史絵巻Webスタンプラリーwith神奈川
令和4年7月1日から9月30日の間、「第2弾 伊豆・富士山歴史絵巻Webスタンプラリーwith神奈川」を開催し、合計で1,400人の方にご参加いただきました。そのうち静岡県外からの参加者は677人となり、第1弾の県外参加者479人を上回る結果となりました。
第2弾では伊豆・富士山地域(20市町)のチェックポイント99か所に加え、神奈川県内にもチェックポイントを13か所設置しました。参加者はスタンプ3個から応募できる景品の抽選への応募の他、協力店舗にて取得したスタンプを提示することで割引等の特典が受けられました。
大型商業施設での「ぶしのくに静岡県」PRイベント
令和4年9月23日、伊豆・富士山地域の源頼朝、北条氏ゆかりの歴史スポットや地域の魅力ある商品「ぶしのくに静岡セレクション」などのPRを行う「ぶしのくに静岡県」広報イベントをららぽーと沼津で開催しました。同時開催されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」パネル展(主催:NHKサービスセンター)やセレクション登録事業者等9団体様の物販ブースが好評で、多くの来場者で賑わいました。
第3四半期報告(令和4年10月から12月まで)
東部地域局の主な取組を四半期ごとに紹介します。
第6回緊急消防援助隊全国合同訓練
令和4年11月12日及び13日に、南海トラフ地震等の大規模災害を想定した緊急消防援助隊による全国規模の参集訓練及び実践的な部隊運用訓練が、消防車約600台、消防職員約2,700人が参加して開催されました。
東部地域局では、部隊の進出拠点である東名高速道路の足柄SAや新東名高速道路の駿河湾沼津SAに交通誘導要員を配置し、各都県消防隊への情報提供を実施しました。
「ピタッとボイスキュー防災情報局」に出演(防災講座関係)
令和4年12月27日、FMみしま・かんなみで放送された「ukiukiワイドももいろクラブ」の「防災」をキーワードにしたコーナー、「ピタッと!ボイス・キュー防災情報局」に出演しました。番組では、当局が管内の高等学校・特別支援学校などで行っている「防災講座」の内容や、受講した生徒たちの様子を紹介しました。
南海トラフ巨大地震に備えよう!道の駅 伊豆月ヶ瀬で防災訓練を実施
伊豆市内の道の駅「伊豆月ヶ瀬」で、南海トラフ巨大地震を想定した訓練を令和4年10月28日に実施しました。県内で人命救助・救出を必要とする大地震が発生した際、県外から消防・警察・自衛隊等の応援部隊の派遣が想定されます。
「伊豆月ヶ瀬」は、伊豆半島に応援部隊が進出する際の拠点として期待されるため、訓練では関係機関が現地に一同に集まる想定で、被災状況や道路啓開状況、救助活動等の情報共有や調整を行いました。
地域防災への女性の参画促進とその実践方法を考える研修会を開催
令和4年11月7日、県男女共同参画課との共同開催で「災害対応力を強化する女性の視点」研修を開催しました。
研修会には、管内14市町の自主防災組織リーダーや防災担当職員ら47名が参加し、自主防災組織や防災訓練、避難所運営など地域防災への女性参画の必要性と課題、参画への実践方法を意見交換しました。
避難所生活では避難者の半数は女性です。衛生・安全面などで女性目線での運営や女性の声が届くよう、自主防災組織の体制作りや普段の防災訓練などから男女双方の視点を取り入れた地域の防災体制づくりが大切です。
東部地域コミュニティFM放送局意見交換会を開催
災害時に住民が災害情報を入手する手段の一つとして、コミュニティFM放送があります。当局管内には県内全12局中8局もの放送局が存在するため、災害に備え、日頃から連携強化を図るべく、令和2年度から意見交換会を開催しています。
令和4年度は11月16日に開催し、各局の災害情報の発信に当たっての新たな課題や取組について、情報共有や意見交換を行いました。
富士市で出前講座「風水害対応イメージTEN」を開催
令和4年12月15日、災害対応図上訓練「風水害対応イメージTEN」を富士市で開催し、富士市・富士宮市の自主防災組織役員や地域防災指導員17名が参加しました。
「風水害対応イメージTEN」は令和2年度に当局が開発したグループ演習で、台風や大雨時に自主防災組織の役員が取るべき行動などを時系列で学ぶものです。近年、風水害の多発化・激甚化による大きな被害が続いており、今後の風水害への備えを再確認する機会としていたいただきました。
本研修は今年度、当局管内14市町を3地区に分けて開催する計3回の講座の第1回目として開催しました。
「ふじBousai2022」で「わたしの避難計画」をPR
富士市防災イベント「ふじBousai2022」が令和4年11月19日に開催され、富士市防災危機管理課による富士市版「わたしの避難計画」の作成体験ブースと連携し、「わたしの避難計画」紹介ブースを出展しました。
当局ブースでは、ふじっぴー出演の「わたしの避難計画」紹介動画を放映するなどして、富士市版「わたしの避難計画」の初お披露目の場に花を添えました。
東部地域の魅力発信(自転車競技選手による地域紹介)
東部地域の魅力をスポーツを通して発信する企画「東部地域×スポーツ」に今年度取り組んでいます。第3四半期は、自転車ロードレースで戦っている「レバンテフジ静岡」の二戸代表、高梨選手に拠点としている富士・富士宮の魅力をお話いただくとともに、高梨選手にはオススメサイクリングコースを紹介いただきました。
また、東京2020パラリンピックに出場し、豆を中心に練習を積まれているパラサイクリングの藤井美穂選手に、自転車を乗っている時の楽しみや、東部地域での生活などについてお話いただき、伊豆の狩野川周辺の練習コースも紹介いただきました。
あわせて、東京2020パラリンピック自転車競技ロードレースコースを、実際にパラリンピックに出場した藤井選手、川本翔大選手に加え、静岡市在住の福井万葉選手に走行いただきながら感想をお話いただいています。
東部地域×スポーツ企画では、東部地域の魅力発信を継続的に続けていきます。
移住相談会「東部地域DAY」
当局では、管内市町と連携し、東京・有楽町の静岡県移住相談センターを活用した移住相談会「東部地域DAY」を開催しました。東部地域DAYは6月から12月の間に全7回開催、管内の複数市町が組んで、移住希望者の個別相談を行っています。順番に相談会を開催しました。第三四半期では、令和4年10月9日、10月23日、12月16日の計3回開催しました。1時間の相談時間とし、上限5件で受け付けましたが、満員となる回もありました。リピート参加でじっくり話を聞く方もおり、多くの方に東部地域への移住の魅力を紹介しました。
東部地域・伊豆半島地域サミット
令和4年10月17日に伊豆半島地域サミット、12月26日に東部地域サミットが開催され、知事と市長町が意見交換を行い、各市町からは以下の事項が提案されました。
伊豆半島地域サミット提案事項(会場:熱海後楽園ホテル)
- 熱海市
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土砂災害を未然に防ぐための関係法令の適切な運用と観光産業の支援
- 伊東市
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人口減少問題への対応
- 下田市
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withウイルス社会での医療過疎エリアにおける広域連携での対応
-
伊豆市
- 災害死ゼロをめざして(市民に避難を促す具体的施策)
- 伊豆の国市
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伊豆半島地域への県立歴史文化博物館の設置
- 東伊豆町
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関係人口の拡大に対する継続的な取組と支援
- 河津町
- 廃校校舎の有効活用
- 南伊豆町
- 少子化に対応した学校づくり
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松崎町
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地域包括ケアシステムの構築
- 西伊豆町
- スポーツの聖地づくりの推進
東部地域サミット提案事項(会場:ホテルグランド富士)
- 沼津市
- ゼロカーボンシティの推進
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三島市
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移住促進に向けた支援策の強化
- 富士宮市
- 地域経済の再生(中小企業事業者等支援)
- 富士市
- 災害時及び平時におけるドローン活用によるDX推進
- 御殿場市
- 環富士山循環共生圏の実現
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裾野市
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メディカルガーデンシティの実現
- 函南町
- デジタル・ディバイド(情報格差)への取組
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清水町
- 地域交通の在り方
- 長泉町
- 地域通貨の広域導入
- 小山町
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県民デジタル・デバイド対策
第4四半期報告(令和5年1月から3月まで)
東部地域局の主な取組を四半期ごとに紹介します。
新春恒例、消防の「出初式」を開催
令和5年1月7日から9日、東部地域局管内の多くの市町で新春恒例の消防組織の仕事始めの式である「出初式」が開催されました。出初式では消防功労者の表彰や、一斉放水、消防団員・消防関係車両のパレードなどが行われ、地域住民の火災予防への意識向上を図りました。消防組織においては、火災のみならず、激甚化する地震や風水害への対応等多くの危機事案に対して、迅速かつ的確に対処し、地域住民の安全・安心への期待に応えるために、地域防災力の強化への取組が進められています。
地震対策オペレーション2023を実施
令和5年1月17日、新型コロナウイルス感染拡大で2年間に渡り実施ができなかった南海トラフ地震を想定した地震対策オペレーションの訓練を行いました。
昨年の台風第15号の教訓から、市町との連携を強化するため、県災害対策本部に新設した「市町支援機動班」を沼津市に派遣するとともに、市町情報収集要員を管内全市町へ派遣し、情報収集等の訓練を行い、県方面本部において消防、自衛隊等関係機関との連携についても確認しました。
火災予防キャンペーン
静岡県では県内消防本部と連携して、火災予防の啓発及び住宅用火災警報器の設置推進を目的としたキャンペーンを3月に実施しました。火災は、空気が乾燥する冬の発生が最も多いイメージが強いかと思いますが、発生件数が一番多い月は3月です。
当局では、駿東伊豆消防の職員、沼津市防火婦人会と合同で、令和5年3月1日に沼津駅、3月7日にららぽーと沼津で火災予防の呼びかけや住宅の防火対策を尋ねるアンケートを実施しました。
東部地域の自主防災組織役員などを対象に「風水害対応イメージTEN」を開催
令和5年1月24日に伊豆の国市、1月31日に三島市・裾野市・小山町で、災害対応図上訓練「風水害対応イメージTEN」を開催し、自主防災組織役員や地域防災指導員合計37名が参加しました。
近年、風水害の多発化・激甚化による大きな被害が相次いでおり、当局が開発した「風水害対応イメージTEN」を通して、台風や大雨時に自主防災組織の役員が取るべき行動をグループ演習しました。
大規模地震発生時の帰宅困難者対策啓発リーフレットを作成
当局では、企業の従業員の皆様や地域の方々向けに“大規模地震発生時の合言葉は「STOP!一斉帰宅」"の啓発リーフレットを作成し、管内市町と連携した帰宅困難者対策を進めています。
令和4年度地域防災指導員能力向上研修を開催
東部地域局では毎年、管内市町が選任した地域防災指導員等を対象に、自主防災組織の活性化、地域防災力の向上を目的に「地域防災指導員能力向上研修」を開催しており、今年度は令和5年2月16日に開催しました。
今回は31名が参加し、「南海トラフ地震臨時情報」や県が推進する「わたしの避難計画」についての座学講習や、地震発生時を想定した自主防災組織の災害対応図上訓練で、本県が開発した「イメージTEN」をグループ演習しました。
FMみしま・かんなみの番組で「風水害対応イメージTEN」をPR
令和5年3月7日、FMみしま・かんなみで放送された「ukiukiワイドももいろクラブ」の防災コーナー「ピタッと!ボイス・キュー防災情報局」に出演しました。
その中で、当局が作成したグループ演習「風水害対応イメージTEN」を紹介し、また、本年1月に地域防災指導員など地域の防災リーダーの皆さんを対象に裾野市で開催した研修での受講された皆さんの様子を紹介しました。
美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議東部地域会議
令和5年1月13日にみしまプラザホテルにて、美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議東部地域会議を開催しました。
この会議は、喫緊の課題にもなっている人口減少対策として策定した「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略」について、様々な分野の代表者から、御意見・御提言を頂戴し、今後の県施策に反映させていくことを目的として例年開催しています。
今年度は、「子育て・福祉・産業・教育分野の現場から見た地方創生」をテーマに据えて、以下の5団体の構成員の方から取組を発表していただきました。
発表項目 | 発表者(敬称略) |
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らしく 楽しく つないでく ~子育て支援からうみだす社会デザイン実践報告~ |
NPO法人母力向上委員会 代表理事 塩川 祐子 |
インクルーシブ保育の現場について | 社会福祉法人富岳会 理事長 山内 剛 |
静岡県東部の鮭鱒養殖業の現状と展望、政策評価について |
富士養鱒漁業協同組合 代表理事組合長 平林 馨 |
東部地域に適した主伐・再造林方法の模索 | 株式会社森ラボ 代表取締役 鈴木 礼 |
「ふじのくに」地域づくりと国際バカロレア | 加藤学園暁秀中学校・高等学校 バイリンガルコースディレクター ウェンドフェルト 延子 |
TRIZを学んで活かす勉強会を開催
令和5年3月16日に沼津工業高等専門学校の大津教授を講師に特許分析から生まれた「TRIZ」の基本を学ぶ勉強会を開催しました。
課題はいろいろな見方で分析することで「問題の本質」を掴むことができ、そのための手法としてTRIZが有効であることや過去を分析し、現在を理解することが未来につながることなどを学びました。
管内団体、学生と連携した地域材を活用したテーブル・スツール製作
東部地域局では、地域の魅力発信のため、管内の地域製材ネットワーク団体やあしたか職業訓練校、工科短期大学校(沼津キャンパス)と連携し、地域材を活用したテーブルとスツールを製作しました。原材料となる木材は、伊豆・北駿・富士地域の複数の産地のスギ・ヒノキを使用。テーブルの製作や木材の産地等を示した装飾用プレートの加工に当たっては、あしたか職業訓練校や工科短期大学校の生徒に協力を依頼しました。
東部地域の産業や技術力といった地域資源を掛け合わせ、関係者が一体となり製作に携わることで、東部地域の個性を活かしたオリジナルのテーブルとスツールが完成しました。
令和5年3月22日には関係者による完成披露会を実施し、完成したテーブルとスツールは来庁者用に東部総合庁舎2階ロビーに常設しています。
YouTube「富士山・伊豆サイクリングチャンネル」一部動画を多言語化
国外のサイクリストに発信するために、東部地域局が管理するYouTubeチャンネル「富士山・伊豆サイクリングチャンネル」の一部動画内のテロップ等を、英語、中国語(繁体語)に翻訳を行いました。翻訳を行った動画は、3月22日から25日に台湾で開催された「台北サイクル2023」の静岡県ブースで放映されました。
「富士山・伊豆サイクリングチャンネル」でも順次公開予定です。
J3アスルクラロ沼津×パラサイクリング 東部地域の魅力紹介企画
東部地域の魅力を伝える企画の中で、東部を代表するスポーツ・サッカーと自転車競技のコラボレーションをした動画を作成しました。自転車競技のうち、障がい者の自転車競技であるパラサイクリングに焦点を当て、他競技のプロスポーツ選手が体験することで、その難しさを伝えると共に、広く認知してもらうため企画立案しました。また、東部地域は東京オリパラ会場であったため、レガシー作りの一つにもなりました。
伊豆・富士山歴史絵巻謎解き&Webスタンプラリー“武士からの挑戦状”開催結果
スタンプラリーに「謎解き」要素を追加したwebスタンプラリーを実施しました。今回のスタンプラリーは「首都圏からの誘客」を主目的に据えて実施し、公共交通機関を活用したアナログ的広告とTwitterやYoutube等を活用したデジタル的広告の二面的な広告活動により過去2回と比較して首都圏からの来訪は過去最高となりました。
名称 | 伊豆・富士山歴史絵巻 謎解き&Webスタンプラリー”武士からの挑戦状 |
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期間 | 令和4年10月20日から令和5年1月16日まで |
チェックポイント | 静岡県内伊豆・富士山地域内の史跡、観光施設106か所(20市町) |
参加者数 | 実人数:1,701人(実際にスタンプを1個以上取得した人数) 延べ人数:3,787人(日毎参加者数の合計)一人あたり参加日数:2.23日 |
スタンプ取得数((総数) |
17,906個 一人あたり平均取得数:10.53個 |
伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップをリニューアル
令和3年度に制作した伊豆・富士山歴史絵巻ガイドブックを、源頼朝・北条氏ゆかりの地のほか、徳川家康関連の史跡や幕末までの歴史資源等を掲載したものにリニューアルしました。ガイドマップは伊豆・富士山地域の市町、観光協会、道の駅などで配架するほか特設ウェブサイト「ぶしのくに静岡県」HPでも公開しています。
「ぶしのくに静岡県」プロモーション動画を4か国語に翻訳
伊豆・富士山地域の歴史や文化資源の魅力を国外に広く発信するために東部地域局のYoutubeチャンネル「ぶしのくに静岡県チャンネル」で公開している「ぶしのくに静岡県」プロモーション動画を多言語に翻訳しました。翻訳言語は、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語(ハングル)の4か国語です。
このページに関するお問い合わせ
東部地域局地域課
〒410-0055 沼津市高島本町1-3
電話番号:055-920-2139
ファクス番号:055-920-2009
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