静岡と韓国の親善交流事業「朝鮮通信使記念茶会」を開催しました

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ページID1054985  更新日 2023年6月28日

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平成26年から開催している朝鮮通信使記念茶会が、今年も清見寺にて韓国の要人を迎えて開催されました。1607年6月20日に初めての朝鮮通信使が来日した際、徳川家康が清見寺に一行を宿泊させ歓待したとされ、この故事にちなみ毎年同日に清見寺にて茶会を開催しております。

今年は、100歳を迎えた茶道裏千家千玄室大宗匠にお点前をしていただき、川勝知事が、金泰欽(キム・テフム)忠清南道知事、金玉彩(キム・オクチェ)駐横浜大韓民国総領事、徳川宗家第19代当主の徳川家広氏を歓待いたしました。

出席者は、千玄室大宗匠が静岡県産の茶を使用し点てて下さったお茶をいただくとともに日本と韓国の未来に向けた会話を楽しみ、また、茶席の後、世界記録遺産にも登録されている朝鮮通信使に関わる歴史的重要資料を観覧しました。

今年、本県との友好協定締結10周年を迎えた忠清南道は、その昔百済の都が置かれた場所で、西暦663年の白村江の戦いの際には、現在の清水区から援軍が送られたという御縁があります。

茶会を終えた川勝知事は「このお茶会が、朝鮮通信使だけでなく、百済との関係を含め1000年を超えた朝鮮とのつながりを確認するものとなり、大きな節目となった。」と日韓の長い歴史を振り返り、金忠清南道知事とともに日韓の平和外交の先頭に立っていくことを決意しました。

本県は、海外との揺るぎない信頼関係を築くことが本県の存在感を高め、ひいては国家間の平和構築にも寄与するという考えの下、地域レベルの国際交流・国際貢献を柱とする「地域外交」を展開しています。
百済と静岡の関係や徳川家康公が実現に向けて尽力した朝鮮通信使など、本県と韓国との歴史的つながりは深いものであり、今回の茶会に来ていただいた方々と往時をしのび静岡茶をたしなむ時間は、時を超えて過去から未来への平和を紡ぐまたとない機会となりました。今後も韓国をはじめとした様々な地域との交流や連携を深め、世界に多様な魅力を発信する地域作りを進めてまいります。

《清見寺にて千玄室大宗匠によるお点前》

《清見寺にて千玄室大宗匠によるお点前》

《清見寺前での記念撮影》

《清見寺前での記念撮影》
左から川勝静岡県知事、金泰欽(キム・テフム)忠清南道知事、金玉彩(キム・オクチェ)駐横浜大韓民国総領事、徳川家広氏

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