平成30年12月県議会定例会知事提案説明要旨1-7

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ページID1010827  更新日 2023年1月13日

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平成30年12月県議会臨時会知事提案説明要旨

【1.県政の課題】

次に、「文化力の拠点」の形成についてであります。

東静岡から名勝日本平、さらには三保松原に広がる地域に集積する、学術、文化・芸術、スポーツなどの魅力をさらに磨き高め、「場の力」を最大限に活かした地域づくりを進めるため、その玄関口となる東静岡駅南口県有地に、本県の高い文化力を発信する「文化力の拠点」の形成に取り組んでおります。

その中心となる新しい県立中央図書館につきましては、糸賀(いとが)雅児(まさる)慶應義塾大学名誉教授を委員長とする有識者会議に基本計画案をお示しし、御議論をいただいております。

この計画案では、現在の収蔵冊数の倍以上となる200万冊を想定し、豊富で多彩な蔵書を、より身近に利用できるようにするほか、高度なレファレンスサービスなどの機能を備えた県民を惹きつける「知の拠点」となることを目指すこととし、年間100万人の利用を見込んでおります。

また、「文化力の拠点」に導入する機能などにつきましては、現在、庁内プロジェクトチームを中心に、民間事業者とのヒアリングを重ねながら検討を進めております。県立中央図書館の機能に加えて、本県の文化と知の入り口となる「新しい知的空間」、食・茶・花の魅力の発信、東静岡地区のポテンシャルを活かした民間提案の機能などを盛り込んだ施設整備計画を、新しい県立中央図書館の基本計画とあわせて、本年度末を目途に、策定してまいります。

東静岡駅周辺が、「文化力の拠点」や、駅北口、グランシップ、芝生広場などが一体となった魅力あるエリアとなるよう、舞台芸術、音楽、食文化など、本県の文化力を高め、創造し、発信する場として、多様な交流とにぎわいを生み出す「文化とスポーツの殿堂」の形成を目指してまいります。