平成23年9月県議会定例会(9月21日)知事提案説明要旨4-(4)

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ページID1009262  更新日 2023年1月13日

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平成23年9月県議会定例会(9月21日)知事提案説明要旨

【4.当面する県政の諸課題】

(4)富士山静岡空港

次に、富士山静岡空港についてであります。

富士山静岡空港の利用状況は、東日本大震災の影響による大幅な落ち込みから、徐々に回復の兆しを示しております。特に8月は、夏季の繁忙期であったことから、利用者数は約4万3千人、搭乗率は約75%となり、前月と比べ大幅に利用者が増加し、開港以来2番目に高い搭乗率を記録しました。

このような中、フジドリームエアラインズから、札幌、福岡、鹿児島の3路線を減便する冬ダイヤが発表されましたが、一方で、ソウル線につきましては、10月30日から、便数及び機材が震災前の状況に戻ることとなりました。さらに、チャーター便につきましても、昨日、中国武漢からの便が運航されるとともに、開港後初めて、ハワイへ5往復運航されるほか、台湾、マカオへの運航も計画されるなど、利用者の拡大が期待されます。今後とも、効果的な利用促進策の実施により、航空需要の拡大を図ってまいります。

また、「空港ティーガーデンシティ構想」の推進につきましては、石雲院展望デッキが、地元の御意見を取り込みながら具体化する運びとなり、今月から基盤工事に着手いたしました。地元2市1町と連携して、空・茶・風・海の「4つの道」を巡るスタンプラリーを実施しているほか、11月には、地元農産物を販売する朝市を開催し、地域の活性化に資する空港周辺の賑わい創出に、積極的に取り組んでまいります。

なお、静岡空港の福岡線に係る運航支援金訴訟につきましては、平成22年11月に日本航空が訴訟を提起して以降、口頭弁論等を行ってまいりましたが、今月8日に東京地方裁判所から和解が勧告されました。

勧告の形で、裁判所から早期解決を強く促す判断がなされ、また、勧告内容は、本県の主張が理解されたことから和解を受け入れることとし、和解及び予算議案を今議会にお諮りしております。