県議会だより第121号(4) ピックアップ本会議(2)

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ページID1053650  更新日 2023年4月30日

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文化・観光

東アジア文化都市の推進

Q.事業全体をどう組み立て開催効果を高めていくか。

A.ふじのくにせかい演劇祭や富士山世界遺産10周年記念シンポジウムなど、1年を通じて切れ目なく文化事業を展開し、本県の魅力を国内外に発信していく。本県の世界クラスの資源や人材を生かし、温泉や食文化等さまざまな分野のイベントを通じて、多彩な文化を発信する。市町等が実施する文化事業への支援や地域のお祭り等を当事業として認証することで裾野を拡大し、県民総がかりの取り組みとして展開していく。幅広い文化事業に取り組み、観光交流人口の拡大につなげる。

画像:東アジア文化都市

医療・福祉

子育てしやすい社会の実現

Q.出生率が過去最低となる中、子育てしやすい社会の実現に向けた取り組みは。

A.県では子ども・子育て応援活動を行う個人や企業等を「ふじさんっこ応援隊」として認定しており、2千を超える応援隊が活動している。また、イベント開催やウェブサイトでの子育て支援情報の発信を通じ、地域のネットワーク拡大を図っている。今後も、子どもの預かり等の援助を受けたい方と行いたい方とのマッチングを行っている市町のファミリーサポートセンターの運営に助成していくとともに、アドバイザー研修等の支援にも取り組んでいく。

写真:応援キャンペーンの様子
応援キャンペーンの様子

保育士の労働環境改善

Q.業務量が増大している保育士の労働環境改善策は。

A.令和5年度から、専門家がそれぞれの保育施設を巡回し、業務量や仕事の流れを分析し、ICT機器の導入や保育支援者の配置などの業務効率化の手法を助言するとともに、機器の導入や保育支援者の雇い上げ経費を助成していく。大規模な保育所の4、5歳児における児童と保育士の30対1の配置基準について、25対1の配置となるよう、国と連動し、人件費の加算を拡充していく。保育士の労働環境の整備と処遇改善に取り組み、安心して子どもを預けられる体制の構築を図っていく。

コロナ後遺症に対する支援

Q.コロナ後遺症に苦しむ方々への県の支援は。

A.まずは、かかりつけ医などを継続的に受診していただくが、かかりつけ医が専門的な医療機関を紹介するなど、相互連携による診療体制の構築に向けて、医療関係者と協議を進める。県のHPに掲載している診療可能な医療機関一覧を患者の症状ごとに診療科が分かるように改め、身近な医療機関を受診しやすくする。さらに、後遺症に苦しむ方の不安解消のため、患者本人や支える家族、事業所に向けたリーフレットを作成するなど、後遺症への理解を深める取り組みも進める。

くらし・環境

伊豆地域の道路

Q.料金徴収期限を迎える伊豆中央道・修善寺道路の今後の方針と周辺地域の渋滞対策は。

A.両道路を無料化した場合、交通量が2倍になり渋滞の悪化が予想されることから、両道路の料金徴収期間を延長する。加えて、交通量分散のため静浦バイパスの残る区間の整備に有料道路事業を導入し、早期の全線開通を目指す。現在の料金徴収システムであるETCXに代わり、処理能力が高いETCを導入するとともに、専用レーン化を目指していく。修善寺駅周辺の抜本的な渋滞対策となる修善寺橋の改良の検討にも着手する。

写真:修善寺道路(大仁南IC)
修善寺道路(大仁南IC)

リニア中央新幹線整備への県の対応

Q.大井川流域の市町や住民の意向をどう把握し、課題解決に向けて取り組むか。

A.県は流域8市2町等と設立した大井川利水関係協議会等において関係者の意向を把握し、JR東海と対話している。令和4年度は流域市町長からの提案を受け、知事との意見交換や地質構造・水資源専門部会委員との対話の機会を設けるなど一層の意思疎通を図った。中央新幹線環境保全連絡会議においても流域の皆様の意向を伺っている。今後も流域市町や住民の思いの把握に努め、課題解決に向けた建設的な議論が進むようJR東海との対話に取り組む。

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会政策調査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2559
ファクス番号:054-221-3572
gikai_chousa@pref.shizuoka.lg.jp