推進員メッセージ(福元禮子)

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1018590  更新日 2025年4月16日

印刷大きな文字で印刷

家庭における人づくり~幼児期からの心の教育~子どもの自立心を育む家族の役割【福元禮子(静岡市)】

○はじめに

 昭和後半からの核家族化、少子高齢化、高度情報化等の社会変化は、子どもたちの非行の低年齢化を招く一因となりました。「社会総がかりで教育の再生を」の理念の基、平成18年に教育基本法が改正されました。私は教職の経験を基に、新設された「家庭教育」「幼児期の教育」「学校・家庭及び地域住民等の連携協力」を核に、人づくり推進活動を進めています。

 

○幼児期からの心の教育

 短期間ではありましたが、公立幼稚園長として勤めた2年間、「人格形成は幼稚園のお砂場から」と、幼児期からの心の教育の重要性を目の当たりにした経験を踏まえ、幼児教育を原点に、おおよそ下記のようなテーマと内容を基に講演や懇談、地域活動を展開しています。

 〈人づくりハンドブック・有徳の人づくりの内容より〉

・「挨拶」「美しい・慈しい」「基本的な生活習慣」「褒める」「躾」の意義を伝えています。

 〈家庭における人づくり〉

・家庭は安心欲求を満たす場所であり、人として美しい立ち居振る舞いができるよう、躾(ざっとしておく)をすることが基本。しかし、学校・家庭・地域も連携していることを伝え、保護者に共感と理解、安心と勇気を実感していただくようにしています。

・幼児期からの心の教育の重要性。どの子にも素晴らしい可能性があり、実に豊かな感性をもっていること、大人がときめけば創造力を最大限に発揮する事例を紹介しています。 

・我が家流を大切にしよう。「この家に生まれて良かった。」を伝えられることをしよう。

 

○終わりに(詩人「金子みすゞ」を讃える矢崎節夫氏の講演より)

 矢崎氏は、金子みすゞの感性を伝える中で「きれいな色のことばをシャワーのように与えよう。」「人はみんなちがってみんないい。同じ個性の人はだれもいない。」と。静岡県人づくりの目指すものに重なる思いです。私も活動の折には参加者に、それぞれの家庭の多様性を尊重しながらコミュニケーションを重視し、前向きに生きようとエールを送っています。明るい未来を思いつつ・・・。

講演の様子

 *矢崎節夫氏・・・金子みすゞ記念館館長

このページに関するお問い合わせ

企画部総合教育課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3764
ファクス番号:054-221-2905
sougouEDU@pref.shizuoka.lg.jp