富士川かりがね橋事業概要
事業概要
富士市の平野部において、一級河川富士川にかかる一般道路の橋梁は、(一)富士由比線“富士川橋”と国道1号“新富士川橋”の2橋しかなく、富士川をわたる交通需要に対応できません。富士川橋では、上下線で2万6千台/日(H27センサス)もの交通量があり、朝夕を中心に慢性的な交通渋滞が発生しています。
このため、交通渋滞の緩和、富士川東西地域間交流の促進、緊急輸送路の確保などを目的として、静岡県と富士市が連携して富士川かりがね橋および周辺道路の整備を進めています。



県の事業区間は、富士川西岸の富士市木島地区から富士川をわたり、雁堤(かりがねづつみ)沿の北側を通過して、富士市立岩松中学校付近に到達します。岩松中学校付近から東側については、富士市が整備する(都)五味島岩本線に接続します。
新橋と交差する木島地区の(主)富士川身延線や新橋取付道路と交差する岩松地区の(一)鷹岡柚木線については、新しくできる交差点部や現道幅員のせまい区間を整備します。県が整備する橋梁・道路延長は全体で約1,400m、うち橋梁部は742mです。
当事業は平成14年度(2002年度)に事業化され、完成目標は令和5年度(2023年度)です。



富士川かりがね橋が開通すると、上下線で1万3千台/日の交通量が見込まれます。
新橋と雁堤沿の新橋取付道路は、片歩道付き2車線道路となります。片歩道は、道路北側(富士川上流側)に設置します。
事業主体 | 静岡県 |
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事業個所 | 静岡県富士市木島~岩本地内 |
設計諸元 | 計画延長=1,400m (橋梁部=約742m) 計画幅員=橋梁部12.5m、新橋取付道路14.0m 車道3.25m×2車線、自転車歩行車道4.0m(北側) |
事業期間 | 平成14年度(2002年度)~令和5年度(2023年度) |
※記号の説明
(一)→ 一般県道
(主)→ 主要地方道
(都)→ 都市計画道路
事業効果
富士川かりがね橋の整備により、交通渋滞の緩和などさまざまな効果が期待されます。
交通渋滞の緩和
新橋建設により通行ルートの選択肢が増え、交通渋滞の緩和や移動時間の短縮などの効果が期待されます。


※旅行速度:区間の距離を走行時間で割ったもの
※渋滞損失時間:基準となる時間から実際にかかった時間の遅れ時間
緊急輸送路の確保
現道の(一)富士由比線“富士川橋”や国道1号“新富士川橋”は、災害時に物資を運ぶ緊急輸送路に指定されています。富士川かりがね橋の建設により富士川をわたる橋が1橋追加され、災害により強い緊急輸送路の道路網が形成されます。

渋滞状況




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