平成20年1月22日、23日に開催した関係者説明会での主な質疑応答(要旨)

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ページID1042635  更新日 2023年1月13日

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※質問・意見・回答とも発言そのままではなく、補足、修正して要旨としてあります。

※同様の質問が複数ある場合はひとつにまとめてあります。

説明会について(1月22日分)

何故こんな寒い時期に説明会をやるのか。市民のことを考えていない。

新貨物駅の用地取得の事業期間が本年3月末で終わってしまうことから、今年度中に国へ認可申請をして認可を取得しなければならない。
逆算して説明会がどうしてもこの時期になった。

新貨物駅の用地取得が期限までに出来なかったから、新貨物駅の施設整備を高架本体と新車両基地から切り離し、新貨物駅の用地買収と一体化させて事業の期限を延ばすということか。

その通りである。

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高架計画(1月22日分)

高架化後のコンコースや改札口は品川や軽井沢などの駅と比べてどうなるのか。

品川駅は橋上駅であり、非常に広いコンコースである。高架化後の沼津駅は静岡駅や浜松駅のような鉄道が高架で人が下を通る形態になる。
静岡駅は30mくらいのコンコースの幅があるが、沼津駅は約24mの計画なので、それよりやや狭い。

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新車両基地(1月22日分)

貨物駅移転を先にして新車両基地が後と聞いたが、車両基地の方は全然手を付けないということなのか。車両基地を先行してできるならやったらどうか。

新貨物駅の移転工事と新車両基地の移転工事は並行してやっていく予定。
中でも片浜西沢田線は、新車両基地の下にできるので、東海道本線を切り替えながらまず片浜西沢田線のボックス工事を行う。
その上に土をかぶせて造成して、新車両基地の線路を敷いていく。
なお、貨物駅が移転しないと高架用地が生まれてこないので、貨物駅の移転がまず必要である。

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新貨物駅(1月22日分)

新貨物駅の用地取得状況が65%ということである。どういう理由で用地取得が進んでいないのか。あと5年で新貨物駅の整備を間に合わすには、どういう方法で用地取得をするつもりなのか。

用地取得が進んでいない理由は、まだ新貨物駅等の事業に理解が得られていないからである。
平成18年8月からは現地に用地事務所を設置しており、今後も全力で用地取得にあたる。

用地事務所が出来てからもあまり進んでいないように感じる。1年前は何%、今は何%、今後はこういう見込みで、何年で100%と言えるようにできないのか。

今年度はじめは約60%であり、現在は約65%である。
今後は一日も早く100%を達成できるよう職員一丸となって用地取得を頑張っていく。

何故、県と市が共同で貨物駅の整備をするのか。県も用地をやるということは、強制収用をやるということか。

県と市の共同施行となっても県と市の役割分担は変わらない。
新貨物駅の用地取得は今後も市が担当する。
県市共同施行とする理由は、同一の事業を複数の主体で実施する場合は、一つの事業として取り扱うという方針に従ったものである。

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関連事業(1月22日分)

片浜西沢田線のアンダー道路の工事はいつ頃からやるのか。

片浜西沢田線のアンダー道路の工事は早めに行う必要があるため、全体工事行程のうち1年目、2年目あたりでやっていく必要がある。
これまでに、片浜西沢田線の事業認可区間の用地の30%ぐらい取得している。用地買収は新車両基地付近を中心に進めて、新車両基地の施設整備に間に合うように早めに完了させたいと考えている。

駅南の土地区画整理事業でいつかは移転しなければならないと思っているが、1、2年前に移転と言われても困るし、かといって20年後と言われても困る。どのくらい前に計画を知らせてもらえるのか。もっと住んでいる人のことを考えて、だいたいの見込みでもスケジュールを示してほしい。

今回の変更の認可をとった後、鉄道高架の詳細設計を行う。詳細設計が出来れば鉄道高架の詳細なスケジュールが決まってくるので、関連する区画整理や道路整備も詳細なスケジュールが組める。鉄道高架は平成34年度までに完成の予定であり、平成34年度以降、既設のレールを撤去しつつ区画整理の工事を進めていく。

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説明会について(1月23日分)

静岡県議会で今回の変更の報告がされ承認されているのか。

都市計画事業の変更手続きの場合に、県議会への報告や議決などは他の事業においてもしていない。
ただし、沼津市選出の県会議員には説明会を行うことは報告してある。

今回の変更に伴い他地区でも説明会を開催したり、市広報や記者会見などで広く市民に知らしめる必要があるのではないか。情報公開の時代である。どういう情報発信を考えているのか。

今回の説明会については、事業に関係する範囲を対象として、地権者の方には葉書により通知し、近隣の住民については組回覧で周知した。
積極的に情報を発信していくという考えで、希望があれば小中学校に出向き説明するということを申し入れている。また、HP(ホームページ)などでも情報を発信していく。

都市計画法第66条で規定されている説明会が市民にとってどのような位置づけになっているか説明してほしい。住民の意思はどうなのか。

都市計画法第66条とは、事業認可の取得に伴い、事業の概要について、関係する権利者などに説明、周知することが義務付けられているものである。
住民の意思については、事業を実施する中で、参考とするべきものは取り入れていく。

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事業全般(1月23日分)

工期13年で工事を行うと言っているが、既に新貨物駅の用地買収などでつまずいている。さらに高架の用地買収や、土壌汚染など難問山積である。本当に13年間でできるのか。

当初計画の工期を2年間短縮する部分は、工法や工事の手順などを工夫して短縮していきたいと考えている。

県財政の財源不足が新聞報道等でも指摘されている、また、県知事も静岡県の財政難でお手上げだと認めている。それでも、高架事業を進めるのか。

高架事業は東部地域の重要な事業として位置づけられている。財政的には厳しいが、予算を確保できるように努めていく。

今の世代も利益が享受できなければいけない。次世代に負担を背負わせないように、用地買収のため延期した2年間で、数年でできる橋上駅やアンダーパスを検討するべきである。

橋上駅は主に駅部での歩行者の行き来にとってメリットがあるものだと考えている。沼津市では自動車の交通渋滞等が問題であり、そこが改善されない。アンダーパスも鉄道をそのままにしてガードの改修のみを行っても費用がかなり上がってしまう。歩行者、自動車の交通、鉄道跡地の土地利用などのことから鉄道高架がベストであると考えている。
橋上駅などに関しては、パンフレットやホームページで説明している。なるべく早く高架を整備したいということで努力している。しかし、事業の中には長い期間をかけなくては整備できないものもある。市道沢田線という都市計画道路は国道1号まで整備するのに、23年間かかっている。このように、必要なものには必要な期間をかけて整備していきたいと考えている。

東京~岐阜間の各駅を視察したら高架化しているのは静岡、浜松、蒲郡、一宮、岐阜だけである。これらの駅前は全く繁盛していない。浜松は酷く衰退している。品川、川崎などほとんどが橋上駅でとても繁盛している。沼津は鉄道高架をして本当に繁盛するのか。

高架化するか橋上駅化するかは地形上の問題や都市のあり方によって選択するものである。
JR川崎駅は橋上駅だが、すぐそばの京浜急行の駅は高架化されている。
橋上駅案についてはいろいろな場面で説明しているが、詳しく知りたい方は、市に連絡いただきたい。

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新貨物駅(1月23日分)

桃里、一本松自治会から排水対策や生活道路の整備等を行うよう要望がされている。工事期間中の排水対策は十分か。また、道路の計画についても聞きたい。

計画地内に調整池を2箇所設置し、直接外に水が出ないようにしていく。桃里側の調整池は3700平方メートル、一本松側の調整池は7100平方メートルであり、50年に一度の大雨が降っても調整できる。横断する排水路は3本整備する。
周辺整備として桃里側で緑地4500平方メートル、一本松側で8100平方メートルを計画している。また、調整池については公園利用も検討している。これらについては詳細を詰めた段階で地元に説明していく。
工事期間中の排水対策についてはまだ具体的な検討はしていない。今後、詳細設計をする中で検討していく。
横断道路についてはアンダー道路を2本整備する予定である。

今回の変更で静岡県が自ら用地買収に乗りだすことになった理由は何か。

県と市の役割分担については今までと変わらない。
今までどおり、市が用地取得、県が施設整備を担当する。
ただし、一体の事業になるので工事について聞きたいということであれば、県が説明に同行するということはある。

あと3年で用地を買えなかった場合は強制収用を考えているのか。

現時点でも、強制収用については法的にはできる。しかし、今までどおり未買収の方へはご理解をいただけるように努力していきたい。

新貨物駅用地の現状の認識を聞きたい。今までのとおりで用地買収できるのか。何か策があるのか。

現状については、市の努力が足りなくて事業期間を延長するということになったので、厳しいと考えている。
今後については、市民の協力をいただけないと用地買収できないので、個々に伺い話をさせていただきたい。

平成19年2月に桃里自治会で行った(貨物駅移転に関する)住民投票でも20%しか賛成者がいない。住民の意見を無視して事業を強行するのか。どのように住民の理解を得るのか?

用地職員が個々のお宅に伺いながら住民の理解を得られるように努力していく。
新貨物駅の周辺の道路、水路の整備をし、生活環境の向上や安全性の向上を図りながらまちづくりをしていく。
これらについては皆さんの意見を伺いながら進めていきたい。

新貨物駅の用地取得の期間はあと2年というが、その期間の中でも買えなかったら、新貨物駅の事業期間はさらに延びるのか。若しくは、静岡空港のように買ったところから工事を始めるのか。

今回設定した期間(平成25年度末)で新貨物駅の事業(用地取得及び工事)が終わるように努力していく。

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関連事業(1月23日分)

(新貨物駅の)西側アンダー道路の旧東海道から北側の計画を見せてほしい。アンダー道路と貨物駅の両方の環境調査をしてほしい。西側アンダー道路の計画について桃里で説明会を開くのか。

今年度、桃里アンダー道路の概略設計を行い数案検討している。来年度には案を地元に提示していきたい。道路の環境調査に関しては、道路の規格、位置づけを決める中で、調査するか否かを検討していく。説明会の開催については自治会と相談して決めていきたい。

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その他(1月23日分)

沼津線((都)金岡浮島線の工事)が浮島で止まっている。高橋川の新放水路もいつ完成するのか。線路(立入防止)のフェンス設置は、市とJRが協力して行った。フェンスを設置した影響により原駅付近で人身事故がおき、長い間電車が止まった。

金岡浮島線に関しては、県が用地買収を進めながら工事も進めている。
高橋川の新放水路については、以前、県から概略で500億円ほどかかるため、すぐには着工できないと答えていると思う。
用地買収を進め、そこを調整池に使いながら、徐々に浸水被害を改善していく考えである。
フェンスは、JR東海が列車の運行の安全の為に設置したと聞いている。市はフェンスの設置には関係していない。

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