静岡県警察山岳遭難救助隊
沿革
昭和47年3月20日富士山御殿場口において、大規模な底雪崩により死者24人を出す日本山岳史上最大規模の大量遭難事故が発生した。
この捜索には、所轄の御殿場警察署はもちろん、静岡県警の各所属から多くの警察官が従事することとなったが、富士山や南アルプスの雪山には、専門的な登山知識と技術を持った者でなければ十分な活動ができないことを痛感し、また、山岳遭難に対処する「警察救助隊」の設置という静岡県民の強い要望があった。このため、県下各所属から大学や高校での登山経験者や気力、体力が強靱な警察官11人を選抜して、昭和47年11月15日に「静岡県警察山岳遭難救助隊」が発足した。
編成
現在は、警察本部(地域課及び警備課航空隊)、主に富士山を管轄する裾野・御殿場・富士宮警察署、主に南アルプスを管轄する静岡中央警察署に配置されている計28人で構成されています。
隊員の多くは、警察署の交番や駐在所で普通の警察官と同様に治安維持の任務に当たりながら、遭難発生時には招集を受けて出動しています。
写真はいずれも発足当初のものです。
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