山一金属株式会社

リサイクル事業を営む「山一金属株式会社（駿東郡長泉町）」は、年間30億本以上の使用済みアルミ缶を再資源化している。売上のおよそ8割を環境負荷の少ない独自技術で製造された「山一グリーンタブレット」が占めており、アルミ缶製造過程における電力消費量および温室効果ガス排出量双方の削減に寄与している。
同社は1961年の会社設立以来、地域との共存をめざした事業活動を続けている。豊かな地域社会の実現に貢献したいという思いから、2023年9月に静岡銀行と県内初の寄贈型PIF^※の契約を締結した。
この取組での寄贈内容は「モノ」と「コト」を想定している。「モノ」は人材の採用実績がある地元の高校や地域（駿東郡長泉町）に対して、取引先のアルミボトル缶入り備蓄水を寄贈し、「コト」は同社が地元高校生のために＜実現したい夢＞に関するプレゼンテーション大会を開催し、さらに最優秀賞を受賞した高校に夢の実現のための費用を寄贈する予定である。

※寄贈型PIF（寄贈型ポジティブ・インパクト・ファイナンス）
事業者の企業活動が「環境」「社会」「経済」に与えるインパクト（事業影響）を特定し、そのインパクトを向上させる目標（KPI)の達成状況に応じて、事業者が地域への感謝を込めて地域の自治体などに物品等を寄贈するもの。

• 金融機関の取組を詳しく見る （PDF 3.1MB）