静岡県はGAPを推進しています。

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ページID1072931  更新日 2025年5月26日

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GAP(ギャップ)とは

GAPとは、「Good(良い)Agricultural(農業の)Practice(やり方)」の頭文字をとったものです。日本では「農業生産工程管理」と呼ばれています。

GAPの取組を推進することは、食品の安全や、自然環境の保全、生産者の労働安全や人権の保護に配慮することにつながります。

持続可能性に配慮した2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、選手村などで提供される料理に、GAPに取り組む生産者が生産した農産物が使用されました。

参考

GAPを推進する背景

静岡県では、安全・安心な農産物の供給や農業経営改善のため、GAPを推進しています。

GAPは、農業の持続可能性を確保するための取組でもあり、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成にも貢献しています。

以下に示すような社会的関心の高まりを背景に、GAPの取組は、今後より重要性を増していくと考えられます。

  • 消費者の食品安全に対する意識の高まり
  • 農業生産に対する環境保全への意識の高まり
  • 農業生産における農作業事故の増加
  • 流通業界、食品業界のGAP農産物の需要増加
  • 東京オリンピック・パラリンピック、大阪・関西万博等、国際的イベントの食材調達基準にGAP認証が位置付けられた
  • 食品衛生法改正による食品加工事業者のHACCPの実施要件化
  • 輸出の際の要件(タイ等)など

国際水準GAP

国は、「食品安全」、「環境保全」、「労働安全」の3分野のGAPの取組に「人権保護」、「農場経営管理」の2分野を加えたGAPを「国際水準GAP」と称し、普及に取り組んでいます。

静岡県も、独自のGAP認証「しずおか農林水産物GAP認証」制度や、JGAP等の認証制度の推進を通して、「国際水準GAP」の取組の普及を図っています。

しずおか農林水産物GAP認証制度:「しずおかGAP」の推進

静岡県は、県産農林水産物に対する県民の信頼を確保するため、平成18年から独自のGAP認証である「しずおか農林水産物認証制度」により、県内の農林水産物の生産者が行う生産管理や消費者への情報提供について審査・認証してきました。

令和7年度からは、国際水準GAPに対応した新しい県版GAP認証「しずおか農林水産物GAP認証制度」の運用を開始し、安全・安心な農産物の供給や持続可能性に配慮した生産活動について審査・認証しています。

JGAPやGLOBALG.A.P.の推進

しずおか農林水産物GAP認証の取得は、生産者のGAPに対する理解を深め、JGAPやGLOBALG.A.P.等の国内や世界で標準的なGAP認証へのステップアップに有効であることから、GAP普及の重要な手段として推進しています。併せて、認証取得を希望する生産者を支援するGAP指導者の育成や、消費者や流通業者のGAPに対する理解を助ける講習会の開催を通じて、県内でのGAPの普及を推進していきます。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部農業局食と農の振興課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2689
ファクス番号:054-273-1123
chiikinou@pref.shizuoka.lg.jp