感染性胃腸炎について

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ページID1033647  更新日 2023年1月13日

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細菌、ウイルス、寄生虫などの病原体により、消化器症状(下痢、嘔吐、嘔気、腹痛)がある疾患の総称で、一年を通じて発生がみられます。

主な原因となるノロウイルスについて

冬季(主に11月~2月)の原因として最も多いのが、「ノロウイルス」によるものです。抵抗力の弱い子どもや高齢者などが感染すると重症化することがありますので、保i育所、幼稚園、学校、高齢者施設、障害者施設、病院などの集団生活をする施設においては、日ごろから感染予防を心がけましょう。

潜伏期間

1~2日

主な症状

下痢、嘔吐、嘔気、腹痛などの消化器症状

感染経路

基本的に経口感染です。主に接触感染、飛沫感染・塵埃感染、食品媒介感染(食中毒)の3つに区分されます。

接触感染

ノロウイルスに感染した人のふん便や嘔吐物を処理した際に、それに触った手指などを介して口に入った場合

飛沫感染・塵埃感染

  • ノロウイルスに感染した人の下痢便や嘔吐物が飛び散り、その飛沫(ノロウイルスを含んだ小さな水滴)が口に入った場合
  • ノロウイルスに感染した人の嘔吐物の処理が不十分なため、乾燥してチリやほこりとなり空気中を漂い、それが口に入った場合

食品媒介感染(食中毒)

  • ノロウイルスに汚染されたカキなどの2枚貝を、生又は十分に加熱しないで食べた場合
  • ノロウイルスに感染した人が調理中に手指などで食品や水を汚染し、その汚染食品や水を食べたり飲んだりした場合

予防方法

最も有効な予防方法は、こまめな手洗いです。外出後やトイレの後、食事の前には石鹸などでしっかり手を洗いましょう。調理する前だけでなく、調理中もこまめに手を洗いましょう。

また、食品は中心温度85~90度以上で90秒以上の過熱をしましょう。

家庭での二次感染予防対策

ご自身やご家族に感染性胃腸炎症状がある場合には、以下のことに注意して家庭での二次感染を防ぎましょう。

  • タオルの使いまわしは避けましょう。
  • 症状があるときは、シャワーだけにするか、入浴は最後にしましょう。
  • お風呂の水は毎日交換し、お風呂場内を掃除して清潔に保ちましょう。
  • トイレなどのドアノブやスイッチなどのよく手で触れる場所は消毒をしましょう。
  • 嘔吐物やふん便の処理や消毒をする場合には「使い捨ての手袋」や「マスク」を着用し、適切に行いましょう。また、放置せずにできるだけ速やかに行いましょう。
  • 嘔吐物が付着した衣類などは他のものと分け、85度で1分間以上の熱水洗濯をしましょう。できない場合には、次亜塩素酸ナトリウムで消毒をしてから洗濯しましょう。
  • 布団などのすぐに洗濯できないものの場合には、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使いましょう。

消毒液の用途別濃度と調整方法

使用する場所 濃度 5%の塩素系漂白剤の調整方法
調理器具、ドアノブなどの通常消毒 0.02% 500mlのペットボトルにキャップ半杯
ふん便や嘔吐物が付着したもの 0.1% 500mlのペットボトルにキャップ2杯

このページに関するお問い合わせ

中部健康福祉センター
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1
電話番号:054-644-9267
ファクス番号:054-644-4471
kfchuubu-soumu@pref.shizuoka.lg.jp