AI(人工知能)を活用した語り部映像

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ページID1051491  更新日 2023年2月15日

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令和4年(2022年)6月、浜松市遺族会、浜松市戦災遺族会が、地元企業の協力を得て開発を進めていた、AIを活用した語り部映像が完成しました。

浜松市戦災誌者慰霊祭で披露されたAI語り部映像

経緯

令和2年(2020年)、浜松市中区のITベンチャー企業が、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館から相談を受け、被爆者のAI語り部を試作しました。それを機に、語り部の高齢化を危惧した同社社長が、語り部活動に力を入れて取り組んでいる地元の浜松市遺族会・浜松市戦災遺族会に声をかけ、実現したものです。

AI語り部の仕組み

  1. 戦争体験者(語り部)に対し100問以上の問いかけを行い、回答(映像と音声)の情報を取り込む
  2. 質問者が、モニターに映し出された語り部の映像に戦争に関する質問をする
  3. AI(人工知能)が質問を音声認識し、取り込まれた情報から最適な回答を選択し、映像と音声を出力する

歴史的証言が誤って伝わらないよう、本人が質問に答えた言葉をそのまま映像で保存し活用するため、証言が改ざんされることのない、安全性が重視された仕組みです。
また、想定外の質問には「分かりません」と回答するように設定されています。
答えられなかった質問をデータとして蓄積することができ、それを元に回答を追加収録することで、答えられる質問が増えていきます。
 

これまでの活用実績

  • 浜松市内中学校(広島への修学旅行の事前学習)
  • 浜松市戦災死者慰霊祭

今後の方向性

  • 浜松復興記念館において常設展示を行う(時期未定)
  • 他の戦争体験者の情報を集める

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部福祉長寿局地域福祉課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3614
ファクス番号:054-221-2864
chifuku@pref.shizuoka.lg.jp