東部地域施設概要：石部の棚田

施設の概要

伊豆半島西海岸の賀茂郡松崎町に位置し、標高は約120mから250mに広がる棚田は、かつて約10ha、棚田の枚数は約1000枚あったといわれています。
この棚田の特徴は、富士山と駿河湾を望むことができる棚田からの景観で、その素晴しさから、しばしば、新聞等で紹介されています。また、この棚田は、静岡県棚田等十選にも選定されています。棚田に現存する石積みと石畳は、この地域で産出される石を使用して造成され、現存しているものの一部は、江戸時代後期の大規模な山津波の後に修復したものだといわれています。長年、地元の人により保全されてきた棚田も、他の棚田と同様に、農業者の高齢化や、人手不足等により荒廃が進んでいましたが、平成11年頃から、棚田の景観を未来に受け継ごうという地元の活動組織、都市住民、ボランティア等の活動により、現在では約2haが作付けされるまでになり、平成22年には、この棚田を会場として全国棚田（千枚田）サミットが開催されました。また、地元の棚田保全推進委員会では、棚田オーナー制度の運営や農作業体験を通して、すべての人が笑顔になれる里を目指し、平成14年5月に石部赤根田村百笑の里を開村しています。

施設の写真

施設までの交通アクセス

• 車をご利用の場合
  東名高速道路：沼津ICより約2時間44分
• 公共交通機関をご利用の場合
  修善寺駅（伊豆箱根鉄道）：東海バス「修善寺駅」（松崎方面行き）より「松崎」（約100分）乗換「松崎」（雲見温泉・下賀茂経由下田方面行き）より「石部温泉」（約14分）徒歩約30分

• 伊豆箱根鉄道（外部リンク）
• 東海バス（外部リンク）

• 地図を表示する（外部リンク）