BSE(牛海綿状脳症)とは

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1024954  更新日 2024年1月16日

印刷大きな文字で印刷

BSE(牛海綿状脳症)とは

BSE(BovineSpongiformEncephalopathy)は、1986年に英国で初めて報告された牛の病気で、異常プリオン(蛋白質)が原因とされています。BSEにかかった牛の脳の神経細胞は空胞化し、脳の組織が海綿状(スポンジ状)となることから、牛海綿状脳症と名付けられました。ヒトの海綿状脳症としては、クールー、クロイツフェルト・ヤコブ病等がありますが、このうち変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病が、BSEとの関連を指摘されています。

写真:牛の脳の空胞(白く抜けている部分)

牛肉や牛乳・乳製品は安全です。

BSE(牛海綿状脳症)は、英国におけるBSE感染牛の材料のマウス等への接種試験で脳、脊髄、眼及び回腸遠位部(約40mある小腸のうち最後の2m程度)以外の部分からの感染は認められていません。牛肉や牛乳・乳製品について不安お持ちの方がおられますが、安心して召し上がってください。

イラスト:牛の特定四部位

BSEの全頭検査を実施するなど、食肉等の安全性確保のための検査システムを確立しました。※現在は全頭検査は廃止されています。(厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則)

平成13年9月の国内における初めてのBSEの発生を踏まえ、平成13年10月18日以降、次の対策を講じたことにより、安全な牛肉だけが市場に出回り、それ以外のものは食用として一切出回ることのないシステムを確立しました。

イラスト:検査システム図

※平成29年4月1日以降は、24ヶ月齢以上の牛のうち、生体検査において原因不明の神経症状又は全身症状を示す牛を検査対象としています。(伝達性海綿状脳症検査実施要領(厚生労働省))

BSEスクリーニング検査

と畜場において生体検査等の結果、対象となる牛について、エライザ法によるBSEスクリーニング検査を実施しています。

なお、検査結果が判明するまでは、食肉等はと畜場内に保管管理され、市場に出回ることはありません。(前月までの検査結果は次のページをご確認ください。)

BSE感染性がある特定部位

と畜場においてBSE感染性がある特定部位である脳、脊髄、眼、回腸遠位部については除去・焼却しております。
したがって、食肉又は食品の原材料として流通することはありません。

牛由来原材料を使用した食品の安全確保対策

加工食品については、厚生労働省が牛の特定四部位を使用している食品がないか等、各食品製造・加工業者に製造食品の自主点検を指導し、製造・加工業者は自社製品の安全確認を行い、健康福祉センター(保健所)にその内容を報告することになっています。
報告内容は次のページをご確認ください。

今までのところ、特に問題となる食品はありませんでしたが、県としましては、製造・加工業者が提出する報告書の確認と併せ、健康福祉センター(保健所)の食品衛生監視員が関連製造・加工施設の立入検査を実施し、牛由来原材料を使用した食品の安全確保に努めています。

静岡県におけるBSE対策については、次のページをご覧ください。

BSEのさらに詳しい情報は次のページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2446
ファクス番号:054-221-2342
eisei@pref.shizuoka.lg.jp