令和3年度静岡県薬物乱用対策推進方針の策定
1趣旨
県内における最近の薬物乱用の状況は、依然として高い水準で推移しています。近年は、次代を担う若者を中心に大麻事犯の検挙者数が急激に増加し、令和2年は163人と過去最多を更新するなど、極めて憂慮すべき状況にあります。
このような状況を踏まえ、副知事を本部長とする静岡県薬物乱用対策推進本部*では、関係機関が連携し、本県の薬物乱用防止対策を総合的に推進するため、令和3年5月31日付け「令和3年度静岡県薬物乱用対策推進方針」を策定しました。
※薬物乱用対策を総合的かつ効果的に推進するため、平成10年に組織した。副知事を本部長とし、知事部局、教育委員会及び警察本部の関係部長並びに厚生労働省東海北陸厚生局麻薬取締部長で構成する。
2推進方針
「広報及び啓発活動の推進」、「取締り及び監視指導の徹底」及び「薬物問題を抱える人への支援を徹底」の3つの柱の下、関係機関が連携し、総合的な薬物乱用対策を推進します。
(1)昨年度からの変更点
- 推進方針の構成
3つの「方針の柱」の下、9つの「取組の方向」と、56の「具体的な取組」に整理
- 大麻乱用防止対策の重点化・明確化
「取組の方向」に「大麻乱用防止のための広報及び啓発活動の推進」を新設
- 相談対象の拡大
再乱用者以外の相談にも取り組んでいることから、これまでの「再乱用防止のための支援の徹底」を「薬物問題を抱える人への支援の徹底」に変更
(2)令和3年度から追加した具体的な取組
- 学生との協働による大麻の危険性や有害性を訴えるための短編動画の制作(方針の柱1-(3))
- 若者目線の柔軟な発想や感性を取り入れるため、学生との意見交換会を開催(方針の柱1-(3))
- 保護観察所と連携した保護観察期間終了者をリカバリーミーティングにつなげるための面談の実施(方針の柱3-(1))
- 薬物事犯の初犯者等に対する勾留期間を利用した再乱用防止のための啓発活動の実施(方針の柱3-(1))
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このページに関するお問い合わせ
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