健康維持の縁の下の力持ち 一生を共に歩む自分の歯(令和3年6月号)

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ページID1033789  更新日 2023年1月13日

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イラスト:生きがいと健康づくりイメージキャラクター「ちゃっぴー」

健康でいきいきとした生活を送るためには、歯と口の機能を保つことは大切な要素です。コロナ禍でマスクをすることが日常となったこの頃…。マスクで隠れがちな歯と口のケアがおろそかになっていませんか?

毎年、6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。この機会に、歯と口の健康について考え、歯科疾患の予防に関する適切な習慣を身につけ、いつまでも自分の歯でおいしく食事を味わいましょう!!

「歯と口の健康週間」について

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施しており、2021年の標語は「一生を共に歩む自分の歯」です。

一生を共に歩む自分の歯を守るために、今回は「8020(ハチマルニイマル)運動」や、歯を失う原因の1つである「歯周病」の予防について紹介します。

8020(ハチマルニイマル)運動について

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」。

「20」は「自分の歯で食べる」ために必要な歯の数を意味します。20本以上の歯が残っていると、硬い食品でもほぼ満足に噛め、食べ物をおいしく食べることができます。

「8020」を達成するには、子どもの時から歯や歯肉の健康づくりに取り組むことが大切です。

歯周病とは

歯周病とは、歯と歯ぐき(歯肉)のすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気をいいます。むし歯と異なり痛みが出ないことの方が多いのですが、気づかないうちに進行し、歯肉からの出血などが起こった後、歯が自然に抜け落ちるほど重症になることがあります。歯を失う80%以上の原因は歯周病もしくはむし歯によるものです。

イラスト:健康な歯
健康な状態
イラスト:細菌が侵入した歯
歯と歯ぐきのすきまから細菌が侵入し歯肉に炎症
イラスト:歯肉からの出血が起こった歯
歯肉からの出血などが起こった後、歯が自然に抜け落ちる

歯周病と全身疾患との関連

歯周病は、糖尿病や心疾患、慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、悪性新生物(がん)、早産・低体重児出産など、様々な全身疾患と関連していることが報告されています。

また、たばこを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています。

歯周病を予防しあなたも8020を目指しましょう

お口のケアをしましょう

歯周病予防には、口腔清掃が有効です。この方法には、自分自身で行うセルフケアと専門家によるプロフェッショナルケアの2通りがあり、どちらも必要です!

  • セルフケア・・・歯ブラシによる適切な清掃+デンタルフロスや歯間ブラシによる歯間部の清掃
  • プロフェッショナルケア・・・セルフケアでは取り除けない歯垢や歯石を専門家が除去する方法

毎日のお口のケアに加え、かかりつけ歯科医をもち、定期的な口腔清掃をしましょう。

健診を受けましょう

歯や口の健康を守るため、定期的な歯科健診を受けましょう。40,50,60,70歳の方は、各市町で歯科健診(検診)を実施しています。詳しくは、お住まいの市町のホームページを御覧ください。

なお、令和3年4月1日時点で静岡県後期高齢者医療広域連合の被保険者である、75歳及び80歳の方(一部、対象外の方もいます)は、後期高齢者歯科健診を無料で受けることができます。詳しくは、対象者に送付される受診券を御覧ください。

西部健康福祉センター管内市町のホームページ

このページに関するお問い合わせ

西部健康福祉センター健康増進課
〒438-8622 磐田市見付3599-4
電話番号:0538-37-2583
ファクス番号:0538-37-2224
kfseibu-kenzou@pref.shizuoka.lg.jp