平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨2-5-2

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ページID1010850  更新日 2023年1月13日

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平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.平成31年度当初予算案と組織定数の改編の基本方針の1つ目「人づくり・富づくりのための重点的な取組」】

(5)富をつくる産業の展開

2.新たな成長産業の育成

次に、新たな成長産業の育成についてであります。

世界的に進む自動車産業の変革への対応につきましては、大聖泰弘(だいしょうやすひろ)早稲田大学研究院特任研究教授を委員長とし、21の企業や団体で構成する「静岡県EVシフト・自動運転化等対応研究会」の提言を踏まえ、スピード感を持って、施策を展開してまいります。「次世代自動車センター」を中心とした産学官連携による新たなプラットフォームの構築や、企業間の協調領域における共同研究開発への支援、自動運転の実証フィールドの形成などに取り組み、本県産業の基幹である自動車産業の持続的な発展を目指してまいります。

新素材として市場の拡大が期待されるセルロースナノファイバー(CNF)につきましては、富士工業技術支援センターに、静岡大学や企業が研究開発を行う「ふじのくにCNF研究開発センター」を設置し、産学官連携によるプラットフォームを強化することにより、知の集積と研究開発機能の拠点化を進めてまいります。

駿河湾等の海洋資源を活用したマリンバイオ産業の振興につきましては、清水マリンビルに、プロジェクトの拠点となる「マリンオープンイノベーションパーク」、通称MaOI(マオイ)-PARC(パーク)を整備いたします。

また、プロジェクトの中核となる「マリンオープンイノベーション機構(仮称)」を立ち上げ、県内外の大学や研究機関のシーズと地域企業のニーズを結び付けるプラットフォームを構築し、マリンバイオを核としたイノベーションによる富の創出を進めてまいります。