平成29年6月県議会臨時会知事提案説明要旨3-3-1

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1010681  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

平成29年6月県議会臨時会知事提案説明要旨

【3.県政の喫緊の課題への対応】
(3)世界水準の次世代産業の展開

次に、世界水準の次世代産業の展開であります。

豊かさを生む産業力を将来にわたって維持・向上していくため、本県経済を力強く牽引する世界水準の次世代産業を展開し、未来につながる産業構造を構築してまいります。

本県の景気は、緩やかに回復しております。県内の有効求人倍率は、私が知事に就任した平成21年7月の0.39倍から1.5倍台に回復いたしました。その一方で、建設や介護・福祉の現場などでは、企業の人手不足感が顕在化しております。

本県経済の動きを、より確かなものとするためには、産業成長戦略に基づき、官民が一体となって、次世代産業の創出と人材の確保・育成に重点的に取り組む必要があります。

このため、医療・健康、食品、セルロースナノファイバー(CNF)など、本県が誇る先端的な産業を更に伸ばし、世界と競える次世代産業の集積を進めてまいります。また、県民一人ひとりが働きがいと生きがいを持って働くことができるよう、“ふじのくに”の「働き方改革」を進めるとともに、優れた産業人材の確保、高度産業人材の育成に取り組んでまいります。

中小企業・小規模企業対策につきましては、昨年制定した「静岡県中小企業・小規模企業振興基本条例」の趣旨を踏まえ、自らの工夫・改善により新たなビジネスにチャレンジする小規模企業への支援やサポート体制の充実などに取り組んでまいります。

県内企業の99%を占める中小企業・小規模企業は、本県経済の活力の源(みなもと)であり、地域の産業や雇用を支える「地域の宝」であります。引き続き、地域の企業の皆様の声に耳を傾け、きめ細かな支援策を実行してまいります。