平成29年9月県議会定例会知事提案説明要旨1-8-2

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ページID1010703  更新日 2023年1月13日

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平成29年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.県政の概要】(8)地域外交

先月、7日間の日程で訪問いたしました南米につきましては、まずはじめに、2年後に移住120周年を迎えるペルーを、静岡県知事として39年ぶりに訪問し、静岡県人会の皆様と意見交換を行い、交流を深めてまいりました。

その後、ブラジルを訪問し、ブラジル静岡県人会の創立60周年記念行事に杉山県議会議長とともに参加いたしました。イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑に献花し、先人たちの苦闘に思いを馳せるとともに、記念式典や祝賀会等に出席し、移民やその子孫の方々の大きな功績と長年にわたる労苦に対し、深い敬意を表してまいりました。

ペルー及びブラジル静岡県人会の会長から、静岡県との交流にかかる人材の養成を熱望されました。今後、移民の子弟を留学生として受け入れ、将来にわたる本県と南米との交流の橋渡し役となる人材を育成してまいります。

また、静岡理工科大学や東海大学、海外への事業拡大に意欲を持つ県内企業の皆様とともに、ブラジル航空技術大学(ITA)とエンブラエル社を訪問いたしました。

ITAでは、コヘイア学長と面会し、人材育成に向けた大学間の交流について意見交換を行い、静岡理工科大学からの留学生派遣について、快諾いただくとともに、相互交流に向けて、引き続き、連携を強化することを合意いたしました。また、県内企業が自社製品のプレゼンテーションを行い、航空機部品製造の高い技術力を持つことをアピールいたしました。

併せて、エンブラエル社では、創業時の社長であるオジーレス・シルバ氏と面会し、エンブラエル社と本県企業とのマッチングを進めることを確認いたしました。

今後も、ITAとの大学間交流の促進や県内企業のビジネス展開支援に積極的に取り組み、本県航空機産業の振興を図ってまいります。