平成25年9月県議会定例会知事提案説明要旨2-11

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ページID1010132  更新日 2023年1月13日

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平成25年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】(11)地域外交

次に、地域外交についてであります。

モンゴルにつきましては、先月、県議会や企業関係者、高校生など約130名の皆様に御参加いただき、富士山静岡空港からのチャーター便により県民交流団を派遣いたしました。

ドルノゴビ県主催によるビジネスフォーラムや、ウランバートル市でのモンゴル企業関係者等との交流会では、モンゴルのビジネス環境の現状や課題について意見交換を行い、将来的な経済交流への足掛かりを築くことができました。

また、高校生交流では、遊牧民生活体験による異文化理解や、文化、スポーツなどの交流を通じて友情が育まれ、将来に向けた人的交流の礎とすることができました。今回の訪問を契機に、ビジネス交流と高校生交流プログラムを継続していくことで合意し、ガンホヤグ知事からは、今年の秋に教育関係者などとともに本県を訪問する意向が示されました。

ボロルマー大統領夫人、バトトルガ工業・農牧業大臣などモンゴル国政府要人との会談では、世界遺産に登録された富士山をはじめとする本県の魅力をPRしたほか、石炭などの豊富な地下資源の活用に向け、協力して取組を進めていくことを確認いたしました。

今後とも、教育や経済など各分野における交流を通じ、相互理解を深めることで、モンゴルとの友好関係の更なる強化に努めてまいります。

台湾につきましては、先月、大須賀副知事を団長とする訪問団を派遣し、台北市内で開催した本県主催の防災会議において、台北市、嘉義(かぎ)県など3市2県と「防災に関する相互応援協定に向けた覚書」を交わしました。今後、協定締結に向け、防災分野に関する情報交換や災害時における相互応援など、協力関係の構築を目指してまいります。

また、台湾の霊峰である玉山(ぎょくざん)と富士山の友好山提携に向けた協議や、自然保護団体、文化団体などの草の根交流への支援を通じ、民間を主体とした交流のすそ野を広げてまいります。

高校生交流では、これまで相互訪問による野球、バスケットボールの交流試合や、訪日教育旅行の受け入れなどを進めてまいりました。今後は、修学旅行をはじめ、静岡県の高校生が台湾を訪れる機会の拡大に努め、在学中に海外経験を積むことにより、国際人としての感覚を身に付けることを目指してまいります。