平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1009292  更新日 2023年1月13日

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平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

平成24年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

平成23年度は、昨年の「富士山の日」に公表いたしました総合計画「富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザイン」が本格的にスタートした“ふじのくに”づくり元年であり、概ね10年後の本県の目指す姿を早期に実現するため、計画をどんどん前倒しして実行するという気概を持って、全力で取り組んでまいりました。

この間は、東日本大震災や円高不況による雇用環境の悪化など、本県にも多大な影響をもたらした社会経済情勢の変化に直面いたしました。こうした状況も踏まえ、計画の早期実現を図るためには、常に施策の評価を行い、見直しを図りながら、効果的かつ効率的な県政の運営に努める必要があります。

このため、基本計画に掲げる全ての施策の実績や数値目標の達成状況をもとに、有識者や県民の皆様をはじめ、議員の皆様方からも御意見をいただきながら、計画の評価を実施し、その結果を2月13日に「“ふじのくに”づくり白書」として公表いたしました。

評価結果といたしましては、概ね順調に施策の進捗が図られておりますが、遅れが見られる分野については、より一層の推進に努めてまいります。また、津波対策など計画策定後に顕在化した課題につきましても、的確に対処できるよう施策の改善や新たな取組の追加を行うなど、来年度以降の施策展開に反映し、計画の効果的な実行と早期実現を目指してまいります。

この白書を通じて、県が重点的に取り組む施策を広く周知し、行政の透明性を高めるとともに、県政に対する理解や関心を深め、県議会はもとより、県民の皆様や市町との連携と協働により、県民幸福度の最大化に向けて全庁一丸となって邁進してまいります。