平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨2-1-5

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ページID1009298  更新日 2023年1月13日

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平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.平成24当初予算案と組織定数の改編】

1.「“ふじのくに”の早期実現を目指し、5つの分野に重点化」

5.内陸フロンティアの魅力ある地域づくり

第5は、内陸フロンティアの魅力ある地域づくりであります。

中日本高速道路株式会社から、新東名高速道路を4月14日に開通することが公表されました。平成5年の施行命令から18年余、御殿場ジャンクションから三ケ日ジャンクションまでの区間が、神奈川県、愛知県の両区間に先立ち、1年近く前倒しされて開通を迎えることは、全国に誇ることができる快挙であります。

新東名の開通に加え、中部横断自動車道や三遠南信自動車道などの整備も進み、県内陸部の交通ネットワークが充実することから、交通の利便性と自然環境に恵まれ、災害に強い安全で安心な地域として、本県の内陸部の発展の可能性が高まってきております。

このため、県内陸部において、人、モノ、大地からの多彩な場の力を引き出し、新時代の魅力ある地域づくりを推進してまいります。これは、“ふじのくに”の、静岡県民による、東北地方の復興モデルとしての地域づくりの拠点であり、“ふじのくにの新しい国土軸”であります。

これらの地域を“ふじのくにの内陸フロンティア”としてとらえ、新たな産業集積をはじめ、新エネルギーの導入、居住環境の向上、防災機能の充実強化など、この地域の持つ無限の可能性を引き出すための施策に、全庁を挙げて取り組んでまいります。来年度は、新東名インターチェンジ周辺地域の工業用地開発を含めた土地利用調査をはじめ、新東名を利用した観光交流の促進など新たな地域づくりを進めてまいります。

なお、こうした取組を、地域の実情に的確に対応しながら遅滞なく推進するため、来年度から、私が県内各地域の出先機関に拠点を置いて仕事をする「移動知事室」を始めます。1月26日、27日に、富士・富士宮地域において試行的に行い、多くの地域課題に対し、現場に腰を据えて集中的に取り組む手応えを実感いたしました。今後も、現場で考え現場で解決する現場主義を一層徹底し、迅速な施策展開を図ってまいります。