第3回『酷道(酷な道路)への愛』
副知事の平木です。
私、理数系は全くダメですが、実は、道路、ダム、橋梁、トンネルといった土木構造物が大好きなのです。特に、絶壁、峠、急流といった「酷な」自然環境の中で、先人たちが技術の粋を尽くして取り付けた、「地図に残る仕事」には、思い入れがあります。
そのきっかけは、留学時代に行ったアラスカで見た、北極海に向かう(未舗装の)高速道路とひたすら続く石油パイプラインです。社会の発展のために、自然と相対し能力を賭けて取り組んだ人間の姿がそれら構造物に重なり、記憶に深く刻まれたのです。
静岡県道47号引佐六郎沢線(「イナロク」)との、決定的な遭遇もありました。ある日、天竜の熊(くんま)にいた私は、引佐の横尾歌舞伎を見ようと最短ルートを探し、「主要地方道」である当該道路に行き着いたのです。凄い道です。ネット検索で、一度ご確認ください。
山道の走り方は、青崩峠に向かう道すがら、西浦(にしうれ)のあたりで水窪の知人から教えてもらいました。なお、フォッサマグナが通る青崩峠は三遠南信自動車道最大の難所。そこをとうとうトンネルで抜いたという・・・。これまた凄いことです。
7つの県境を持つ(=大量に峠が存在する)岐阜県では、高山市荘川と白川郷を結ぶ国道156号線、都道府県道で一番長いトンネル(=猪臥山トンネル)、県境をまたぐ飛越トンネルと国道360号線旧道、徳山ダムと冠山峠、旧中山道・・・と、数限りなく険しい環境でのインフラを見てきました。その筋では超有名な、温見(ぬくみ)峠には行き着けませんでしたが・・・。
今でも、暇を見つけては、自家用車で見て回っています。分別ある大人ですし、安全に行けるところしか行きませんが。
静岡県での、現在の注目ポイントは・・・
オクハマ:久しぶりに佐久間ダム、大嵐(おおぞれ)駅あたりを探索したいところ。三遠南信自動車道の全線開通を期して、青崩峠はもとより、草木トンネルも再度訪れたいですね。
掛川、中東遠:この地域は台地が多いこともあり、明治時代の素掘り隧道が多いことで、(マニアの中では)有名です。秋葉街道沿いが狙い目かと。
オクシズ:国道362号線、井川、南アルプス線は探索済みなので、今度は梅ヶ島ですね。あとは、ウイスキーの蒸留所が複数あるので、それも行ってみたい。
伊豆:有名な天城隧道は未体験。また、伊豆には、各漁港を起点とした歴史ある道が結構あると聞いており、妻良や松崎あたりの国道136号線旧道に心惹かれています。
これ以外もいろいろ(熱海の急U字カーブのトンネルとか、薩埵峠とか、伊豆東岸の国道135号線旧道とか・・・)とあるのですが、ここは!と思うところがあれば、皆さん、教えてください。
また、森林鉄道も大好きで、千頭林鉄は垂涎の的なのですが、これはまた機会があれば。
次回は5月半ばの予定です。
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