登録、意思表示、検診、予防 みんなの命を救い、健康でいるために/県民だより2022年10月号

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ページID1043729  更新日 2023年1月26日

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10月は骨髄バンク推進、臓器移植普及推進月間です。あなたの大切な人、病気を抱える誰かの命を救うために、ドナー登録や臓器提供を考えてみませんか?また、この機会にあなた自身の健康についても考え、早めの検査や生活習慣の見直しで、がんや脳卒中から身を守りましょう。

骨髄バンクに登録しませんか?

一人でも多くの命を救うために

白血病など重い血液の病気の治療法に骨髄移植があります。骨髄移植にはHLAと呼ばれる白血球の型の適合が必要で、非血縁者からドナーが見つかる確率は数百~数万分の1といわれています。多くの患者が自分に適合する骨髄を待っているため、一人でも多くの方のドナー登録が必要です。

イラスト:適合率は数百~数万分の1

足りていません!静岡県のドナー登録

人口千人当たりの登録者数 全国46位

県のドナー登録者率は全国で46位と低く、特に20代の登録者が少なくなっています。登録は18歳から54歳まで可能ですが、55歳になると自動的に取り消されるため先細り状態。将来のためにも今、特に若い皆さんの協力が必要です。

:年齢別登録者数(令和4年8月現在)18・19歳38人 20代949人 30代2024人 40代4184人 50歳~54歳1991人

ドナー登録をするには

(1)登録条件を確認

  • 18歳以上、54歳以下
  • 体重が男性45kg以上、女性40kg以上の方
  • 健康状態が良好な方(治療中、服薬中でないなど)

イラスト:体重計

(2)パンフレット「チャンス」を取得

WEBから印刷するか、郵送での請求をし登録申込書を作成
※パンフレットは登録窓口でも配布しています。

日本骨髄バンク
電話/03(5280)1789 受付時間/(平日)9時~17時30分

イラスト:スマホでも!

(3)登録窓口で採血

  • 登録窓口(献血ルーム、地域の保健所)に行く
  • 2mLの採血

イラスト:注射器

(4)登録(無料)完了

その場でドナーカードを交付(以後、大切に保管)

写真:ドナーカード見本

(5)登録後の流れ

  • 患者とHLAが適合すると通知が届き、医師による説明と確認検査に進みます。その後最終同意を経て健康診断を行い骨髄採取をします。
  • 提供方法は2つ!
  • 骨髄提供(全身麻酔)▶入院/3泊4日
  • 末梢血幹細胞提供(注射と採血)▶入院/4泊5日~6泊7日程度

写真:漫画 モリオの冒険

ドナー経験者の声

骨髄移植はドナーにもリスクはありますが、それでも患者さんの希望になれるならと思い骨髄提供をさせていただきました。誰かにとっての希望になれるという経験は望んでできることではないので、同意してよかったと心から思っています。

写真:齋藤 洋平さん
齋藤 洋平さん

骨髄ドナー登録説明員養成研修会

県のドナー不足の要因の一つに、一般の方に登録を勧め、サポートをするボランティアスタッフ「骨髄ドナー登録説明員」の不足があります。この問題を解消するために、県内3か所で養成研修会を実施しています。

ドナーには助成金が交付されます

令和4年度より県内市町で順次、助成金制度を開始しています。

イラスト:人のシルエット

ドナー本人
1日(通院・入院など)につき助成金2万円


イラスト:事務所

ドナーを雇用する事業所
1日(ドナーの通院・入院など)につき助成金1万円


説明員研修会、各市町の助成金実施状況について詳しくは次のページからご確認ください。

がん検診で早期発見!

早期発見のために

日本人の死因の第1位はがんで3人に1人ががんで亡くなっています。また、がんの初期症状はほとんど自覚されることがないため、早期発見は困難。ステージが進行すると死亡のリスクは高まり、治療で失う時間も膨大です。早期発見のためにも、ぜひ、がん検診を受けましょう!

表:ステージ別・年後生存率
国立がん研究センター相対生存率(全部位/2011年-2013年)

受診者が減っています

がん検診は不要不急な外出ではなく、あなたの命を守るために必要な外出です。迷うことなく、受診しましょう!

イラスト:県の受講者はコロナ前から14.7%減少

自己負担が少ない市町のがん検診もあります

お住まいの市町でがん検診を実施しています。検診費用の多くを公費で負担しているため、人間ドックに比べ、比較的安い費用で検診することができます。

自分でできる脳卒中予防

健康長寿県…なのに多い脳卒中

静岡県は健康寿命(心身ともに自立し健康的に生活できる年齢)の長さが、全国トップクラスを誇っていますが、脳卒中(脳血管疾患)により亡くなる方が全国の中で多いのが特徴的です。生活習慣を見直し、脳卒中の要因となる高血圧に注意しながら予防を心掛けましょう!

高血圧を見逃さず、日頃から予防!家庭でも血圧測定

家庭でも血圧測定

「仮面高血圧」といい、健康診断などで高血圧を見抜けないケースがあります。家庭や血圧計のある施設などで血圧測定を習慣づけしましょう!

イラスト:上(収縮時)135以上 下(拡張時)85以上 血管ダメージがある可能性!

イラスト:野菜接種と減塩で血圧を下げよう!

お塩のとりかたチェック

ふじのくにむすびば

健康動画や地域の活動団体情報が満載の健康づくり応援サイト

済ませていますか?臓器移植の意思表示

臓器移植とは…

病気や事故によって臓器が機能しなくなり、移植しか治療ができない方に、他者の健康な臓器を移植して機能を回復させる医療です。

イラスト:臓器は不足しています!1年で臓器移植を受けられる人役約00人 臓器移植を希望している人約15000人 2~3%しか届いていない

イラスト:臓器移植者の待機日数 移植希望者は待っています!

意思表示をしよう!

コロナ禍の影響で臓器提供が減っています。ご家族とよく話し合った上で意思表示の決定をお願いします。

イラスト:健康保険証 運転免許証 マイナンバーカード WEB

あなたの心肺が停止した時、臓器を提供するのか提供しないのかは、あなたの意思とご遺族の同意によって決定されます。意思表示の方法は、健康保険証運転免許証の裏面にある記入欄、マイナンバーカードの記入欄、県や市町の窓口・医療機関などで配布されている意思表示カードに記入しておくほか、WEB登録があります。

こちらを印刷したものを切り取って保管することでも意思表示になります!

写真:意思表示カード

問い合わせ

  • 骨髄ドナー、臓器移植、がん検診について
    県疾病対策課 電話/054(221)3773 ファクス/054(251)7188
  • 脳卒中予防について 県健康増進課 電話/054(221)2779 ファクス/054(221)3291

このページに関するお問い合わせ

知事直轄組織知事戦略局広聴広報課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2231
ファクス番号:054-254-4032
PR@pref.shizuoka.lg.jp