河川・海岸

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1072344  更新日 2025年5月10日

印刷大きな文字で印刷

河川事業

 当事務所で管理する一級河川は、富士川水系で4河川、9350m、安倍川水系で34河川、164,831m、大井川水系で9河川、101.5kmの計47河川275,731mです。二級河川は、巴川、興津川など16水系、45河川、152,464mで管内全体の管理河川は、19水系、92河川、428,195mです。

管内で、治水上特筆される災害は、昭和49年7月の梅雨前線豪雨により巴川が氾濫した「七夕洪水」です。この洪水により静岡市では広範囲に亘って浸水し、約26,000戸という浸水家屋を出しました。その後、巴川は総合治水対策特定河川に指定され、河川改修が積極的に実施された結果、大谷川放水路・麻機遊水地(第3工区、第4工区)・大内遊水地などの完成により治水上安全な川に変わりつつあります。昭和57年8月、9月の豪雨いわゆる昭和57年災を経験し、管内でも様々な被害を被りましたが、災害復旧事業などで積極的に事業を実施するとともに、治水安全度の向上を図るため河川整備を進めてきました。

「治水」「利水」「環境」の調和を図り、さらに地域住民の声・有識者の意見を得ながら河川整備に取り組みます。

海岸事業

静岡土木事務所で管理する海岸は、東から蒲原海岸(756m)、由比海岸(2.6km)、興津海岸(1.1km)、清水海岸(8.1km)及び静岡海岸(8.6km)で、海岸線延長は21.1kmです。

駿河湾は、湾入口の水深が2,500mに達する我が国でも有数の深い湾であることから、海底勾配も急であり、外洋からの波浪はほとんど減衰することなく海岸線に到達するため、度々高波浪による壊滅的な被害を受けてきました。

また、静岡・清水海岸は、安倍川が供給する豊富な土砂により、かつて100m以上の砂浜を有していましたが、昭和30年代に安倍川において過剰な土砂採取が行われた結果、昭和40年代に入ってから安倍川河口付近に侵食が現れ始め、この侵食傾向は昭和52年以降東側に向かって急速に拡大し、昭和60年代には清水海岸まで到達しました。

その後、高潮対策事業などにより、離岸堤、ヘッドランド及びL型突堤などの海岸保全施設を設置したことにより、現在では、静岡海岸の砂浜も徐々に戻りつつありますが、その砂が清水海岸に運ばれてくるまでには、長い年月がかかることから、現在の豊かな砂浜を維持していくために、養浜などの緊急的な保全対策が必要となっています。

静岡海岸と清水海岸の航空写真

このページに関するお問い合わせ

静岡土木事務所
〒422-8031 静岡市駿河区有明町2番20号静岡総合庁舎2階・4階・5階
電話番号:054-286-9306
ファクス番号:054-286-9375
shizudo-soumu@pref.shizuoka.lg.jp