おいしいお茶の入れ方
煎茶 深蒸し茶・玉緑茶
- 人数分の茶碗にお湯を8分目ほど入れてさまします。(上茶で70℃、並で90℃)
1人分の湯量は上で60ミリリットル、並で90ミリリットルです。 - お茶の葉を急須に入れます。5人で10g(家庭にある大さじ2杯分)
※少人数の場合ちょっと多めに。 - 湯ざまししたお湯を急須につぎ、60秒位(深蒸し茶は30秒)お茶が浸出するのを待ちます。
浸出時間約1分(深蒸し茶は30秒) - お茶をつぐ分量は均等に、濃淡のないように廻しつぎ、最後の一滴までお茶は絞りきりましょう。
(おいしく味わえる温度50~65℃位)
≪注意≫二煎目はお湯を入れてから10秒待ちます。
番茶 ほうじ茶・玄米茶
- お茶の葉を急須に入れます。5人で15g(家庭にある大さじ多めに2~3杯分)
- 1人分の湯量はだいたい130ミリリットル。お湯を急須に入れてお茶が浸出するのを待つ。浸出時間熱湯で30秒位。
- お茶をつぐ分量は均等に廻しつぎし、お茶は絞りきりましょう。
- 二煎(回)めは一煎(回)めより熱めのお湯を急須につぎ、ひと呼吸しつぎ分けてください。二煎目はお湯を入れてからすぐついでも結構です。
- お茶の有効成分は二煎(回)めでほとんど出つくしてしまいますので、茶葉をお取り替えください。
(おいしく味わえる温度75℃位)
玉露
- 急須にお湯を入れてさまします。(上茶で50℃、並で60℃)
- 急須のお湯を茶碗に7分目(約20ミリリットル)ほど入れます。残ったお湯はすててください。茶碗は玉露用の小さめのものを使用。
- お茶の葉を急須に入れます。3人で10g(家庭にある大さじでかるく2杯分)
- 茶碗のお湯を急須にあけて2分位お茶が浸出するのを待ちます。浸出時間2分位。
二煎めは冷ましたお湯を入れてから30秒位待ちます。 - お茶をつぐ分量は均等に、廻しつぎしお茶は絞りきりましょう。
(おいしく味わえる温度35~40℃位)
水出し煎茶
- 水出し用煎茶ティーバッグを冷水ポットへ入れます。水0.5リットルにティーバッグ1袋(5g入り)が目安です。
※氷と一緒に入れても良いでしょう。 - 10~15分たったらトングでティーバックをしぼります。
※水の場合、お湯と違って成分が出にくいので濃いめにしぼり出すと、おいしくなります。 - 充分しぼりきったらティーバッグは取り除きましょう。
※冷蔵庫に入れておけばいつでもおいしく飲めますが、風味の変わらぬうちなるべく早めにお飲み下さい。
※冷茶を作る際に使用するお茶は一般的な煎茶等でも構いませんが水でいれてもお茶の成分が溶け出しやすい「水出し用茶」をおすすめします。
アドバイス
標準的なお茶のいれ方(一煎目)
茶碗数 | 茶量 | 湯の温度 | 浸出時間 | |
---|---|---|---|---|
玉露(上) |
3 |
10g |
50℃ |
2分30秒 |
玉露(並) |
3 |
10g |
60℃ |
2分 |
煎茶(上) |
3 |
6g |
70℃ |
2分 |
煎茶(並) |
5 |
10g |
90℃ |
1分 |
番茶 |
5 |
15g |
熱湯 |
30秒 |
ほうじ茶 |
5 |
15g |
熱湯 |
30秒 |
≪注意≫二煎目の場合は、お茶の葉が開いているのでおよそ3分の1の時間になります。
お茶の買い方
お茶の見分け方は、茶葉の外観(形・色)、香り、湯の色、味の4つのポイントから品定めをします。できれば試飲してみることをお勧めします。一般的には外観で選ぶことになりますが、煎茶ならば色が鮮やかな濃緑でつやのあるもの、玉露ならよりが強く細いものが良質です。
商品の回転がよい専門店で新鮮なものを少しずつ買うのがベストです。
お湯の沸かし方
お湯は沸騰してからヤカンのフタを取って4分から5分そのまま沸かし、それからポットに移しましょう。(水道水の炭酸ガスがぬけおいしい味を引き出します)
お茶の保存
- 湿気を防ぐために、気密性の高い容器を使いましょう。
- よく売れるお店で買って、涼しい所に保管し、小出しにして使うのがコツです。
- 大量のお茶を手に入れた時はもちろん、少量買ったときでも、小分けにして缶に入れておきましょう。
- 冷蔵庫を利用するときは、茶缶に入れビニールテープで密封し、他のものの匂いがうつらないよう注意して下さい。
- 容器は冷暗所へ。なるべく火や暖房の近くに置くのは避けましょう。
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