「静岡の茶草場農法」は世界農業遺産に認定されています

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ページID1027293  更新日 2023年5月9日

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世界農業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議会のホームページを公開しました。

世界農業遺産とは?

国連食糧農業機関(FAO)が次世代に継承すべき重要な伝統的農業(林業、水産業を含む)や、生物多様性、農業景観をシステムとして認定するものです。

アジア、アフリカなどの地域で、特徴ある農業システムが認定されています。世界各地の認定地域は次のサイトをご覧ください。

静岡の茶草場農法とは?

秋冬期に茶園周辺のススキやササなどの草を刈り茶園に敷く、伝統的な農法です。

本農法の主な実施区域である掛川市、菊川市、島田市、牧之原市及び川根本町の4市1町が、推進協議会を設立し、県の支援・推薦のもと、認定申請を行った結果、平成25年5月に石川県で開催された国際会議で認定されました。

写真:東山(茶草場)

「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産として認められた理由

  • 対象地域で茶は古くから重要な農作物であり、茶に関わる関連産業も多く集積している。
  • 茶草場では、300種類以上の草花が確認されており、うち絶滅危惧種9種が確認されるなど、生物多様性が保たれている。
  • 茶園に敷き草を施すことは、地温の調整や土壌水分の保持、雑草の抑制、土壌や肥料の流失防止、有機物の供給などの効果があると考えられる。
  • 「茶草場」は地域の共有財産という意識も強く、労力の補完など相互扶助によって保たれている。
  • モザイク模様の茶草場と茶園の風景が美しい景観を形成している。
  • 以上から、農業生産のための努力が生物多様性の保全と両立していることに非常に価値がある。

世界農業遺産認定に対する知事のコメント

石川県七尾市で開催された「世界農業遺産国際会議」で、本県の掛川市など4市1町の推進協議会の「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産にめでたく認定され、うれしく思います。

静岡県を代表し、本国際会議の審査のプレゼンテーションでお手伝いができて光栄です。

お役に立ててよかった。

これを契機に、今後も関係団体と連携し、静岡茶のブランド力が富士山の世界文化遺産の登録と併せて一層、高まるよう、国内外への魅力発信に取り組んでまいりたい。

ゆるゆるちゃぐさば講座動画公開中!

静岡県と世界農業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議会は、静岡県の茶草場農法を広く知っていただくため、動画投稿サイトで「ゆるゆるちゃぐさば講座」3動画を公開しました。

県内市町でもお知らせしています!

このページに関するお問い合わせ

経済産業部農業局お茶振興課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2674
ファクス番号:054-221-2299
ocha-shinko@pref.shizuoka.lg.jp