中遠地域鳥獣被害対策の技術指導者育成研修を開催しました
7月31日(木曜)、中遠地域鳥獣対策連絡会と掛川市有害鳥獣被害防止対策協議会の共催による中遠地域鳥獣被害対策の技術指導者育成研修を開催しました。
農協の職員や掛川市の鳥獣被害対策実施隊員、被害が発生している地区の住民、市の職員など20人が参加しました。
研修会場はイノシシ・シカの深刻な被害が発生している掛川市倉真地区の水田で、森林林業研究センター職員を講師に迎え、野生鳥獣被害対策や柵設置時の注意点、維持管理について基本の講義を行ったあと、参加者全員で高さ180cmの防護柵をほ場の1辺に設置する実習を行いました。
ワイヤーメッシュ柵は、支柱杭の打ち込み等の設置作業に労力が必要とされるため、研修では低労力施工を特徴とする支柱用杭と支柱ポールが別材料となった製品を用い、労力の削減を図りました。
また、ワイヤーメッシュ柵は隙間が生まれないよう、地面と接する部分はしっかり踏み込んで地面に刺し込み、中間支柱も付けてイノシシが押しても倒されないように固定しました。
熱中症対策で午前7時半受付開始、10時終了としましたが、当日は晴天で朝から気温が高かったため、ほ場のわきにある限られた日陰で休みながら、無理のないペースで進めました。
掛川市での現地実習は初めてで、参加者アンケートの回答ではほとんどが今後も実習を希望していました。
当所では今後も地域の鳥獣被害対策への取り組みを支援していきます。
このページに関するお問い合わせ
中遠農林事務所
〒438-8558 磐田市見付3599-4
電話番号:0538-37-2272
ファクス番号:0538-37-2280
nourin-chuen-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp