令和2年度 黄綬褒章受章者(技能功労)の紹介

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ページID1026659  更新日 2023年1月13日

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春の受章者(50音順・敬称略)

浅川 信正(静岡市葵区) 日本エルダルト株式会社

火山噴火等により地層に空洞があったり、海上の埋め立て地のような人工的で地層が著しく異なる等、従来の工法では掘削と同時に掘削坑の確保用のケーシングを挿入することが困難な場所において、ロータリー、パーカッション、エアーハンマー工法を組み合わせることにより、ケーシング同時挿入堀削を可能とした。また後進の指導・育成にも尽力しており、技能検定においてはさく井職種で通算20年の間技能検定委員を務めるとともに、普及に努めている。

柴田 芳伸(掛川市) 株式会社藤田鐵工所

金属熱処理工として長年従事し、これまでに培った熱処理に係る技術を活用することで焼準工程を改善する方法を開発した。新たな焼準方法は、大きな省エネ効果が発揮でき、エネルギー問題解決の一助となり、CO2削減にも繋がることが期待できる。また、幾多の改善による生産性及び品質の向上や、職場安全に寄与し、国内の生産現場のみならず、海外の生産拠点に赴き、多くの後進技能者の指導・育成に貢献している。

鳥居 正孝(愛知県新城市) 株式会社デンソー

長年にわたりプレス型・成形型・ダイカスト型の製作及び保全業務に従事し、金型分野における第一人者として活躍している。常に高精度・低コスト・短納期・生産性を意識した金型製作に努め、合理的な金型構造の画期的な考案により新加工開発金型の具現化を図り成果を上げている。また、若年技能者に対し、各人の技能レベルに合った育成計画を立案し、自ら指導を行うなど積極的な技能伝承に努め、多くの技能士を輩出している。

秋の受章者(50音順・敬称略)

佐野 成三郎(静岡市葵区) 駿河塗下駄工房佐野

長年にわたり駿河塗下駄の製作に従事し、駿河塗下駄の伝統的な技法を行える唯一の存在として活躍している。また、静岡県内の国及び県指定の工芸品生産者で構成する静岡県郷土工芸品振興会の会長や静岡塗下駄工業組合の理事長として、本県伝統工芸品産業の振興や技術の向上、業界の活性化に寄与するとともに、後進技能者への技術指導・育成に尽力している。

堤 丈夫(静岡市清水区) 株式会社タックサイン

広告美術工として50年以上の実績を持ち、小さな筆描仕事から大壁面の立体施工まで幅広い技能を有し、広告美術工の第一人者として活躍している。特にペイント仕上げ作業においては、傑出した技能を有している。発想力、デザイン力にも長けており、技能競技大会では連続入選し、技能グランプリ出場経験を活かし、後進の技能指導に尽力している。また、静岡県広告美術業協同組合の副理事長や技術開発委員長、静岡県広告美術技能士会長を歴任し、業界の発展に貢献している。

森藤 庄司(静岡市葵区) 有限会社五十鈴刃物工業

超硬断裁刃、スリッターナイフ、木工機械刃物など、あらゆる工業用刃物の研磨技能に卓越し、研磨技能された刃物は誤差1/100ミリ以内の精度を誇り、各業界の生産効率の向上に寄与している。また、従業員一人ひとりに対して、手をとりながら丁寧に研摩技術を指導し、後進の育成に尽力している。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局職業能力開発課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2821
ファクス番号:054-271-1979
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