令和5年度静岡県文化奨励賞

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ページID1054093  更新日 2023年6月7日

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授賞式の開催

令和5年5月26日(金曜日)、静岡県庁で関係者の出席のもと授賞式を行いました。
静岡県文化奨励賞は、芸術や学術を通じ、本県の文化の振興と向上に寄与する個人又は団体の活動を奨励するもので、令和5年度で62回目となる伝統ある賞です。
授賞式では、今年度受賞者の3者(2名1団体)に川勝平太知事から賞状と副賞が授与されました。
受賞された戸﨑文葉さん、前田直紀さん、特定非営利活動法人クロスメディアしまだからは、受賞の喜びや、活動の内容、周囲への感謝、今後に向けた抱負などを挨拶で語っていただきました。
受賞者の皆様、誠におめでとうございます。今後ますますの御活躍をお祈り申し上げます。
 

川勝知事と受賞者の記念撮影
川勝知事と受賞者の記念撮影
(左から)戸﨑さん、前田さん、知事、大石理事長(クロスメディアしまだ)

令和5年度受賞者の紹介

戸﨑 文葉(とざき ふみよ)【静岡市葵区】

(経歴)
静岡市出身。幼少期より静岡児童合唱団に入団。静岡英和女学院高等学校卒業。国立音楽大学楽理科卒業。1998年よりトリニティ音楽大学大学院(ロンドン)にて声楽及び音楽教育学を専攻し合唱指揮を学ぶ。留学中BBC交響合唱団及び大学室内合唱団に所属し、ソリストとして活躍。帰国後は2000年より音楽青葉会・静岡児童合唱団の指揮者を務める傍ら、イギリス音楽に関する講演や通訳、執筆活動を行うとともに、合唱指揮や合唱指導者として活躍し、2018年中国国際合唱祭(北京)など国内外で各講習会講師やコンクール審査員を務めるほか、NHK全国学校音楽コンクール2014年小学校の部及び2023年中学校の部女声課題曲を初演指揮、2022年4月からはNHK-FM『ビバ!合唱』のパーソナリティとして出演している。
(活動等)
合唱指導者としては、出身の音楽青葉会・静岡児童合唱団を本県を代表する合唱団の一つとして育成する実力者として認められる存在である。2006年より静岡交響楽団(現富士山静岡交響楽団)主催による「県民公募による合唱団」の指導を、また2011年より元気学園で合唱指導を担当するほか、県や静岡市、グランシップなどが主催するコンサートにも数多く出演している。現在は、日本合唱指揮者協会副理事長を務め、国際合唱連盟及び英国合唱指揮者協会会員でもある。
また、チェンバリストの姉、戸﨑廣乃とのデュオ・コンサートや、『ヴィリデス・リンフェ』、『アンサンブル・ヴィリデス』のメンバーとして演奏活動も行うなど、幅広い音楽活動で本県の音楽文化振興に貢献している。
(主な受賞歴)
2014年 静岡市芸術文化奨励賞

戸﨑文葉さんの写真
戸﨑文葉さん
戸崎文葉さん指揮の様子
静岡児童合唱団を指揮する戸﨑文葉さん

前田 直紀(まえだ なおき)【静岡市葵区】

(経歴)
藤枝市出身。大阪産業大学工学部環境デザイン学科を卒業後、民間企業での勤務経験を経て、全国の窯場をめぐり、信楽、京都宇治にて修行後、藤枝市に工房を構える。静岡を拠点に日本国内に留まらず、フランス、イタリア、モナコ、チェコ、ハンガリー、フィンランド、中国、台湾、韓国等、グローバルに活躍する陶芸家である。
(活動等)
海外では単に個展を行うだけではなく、アーティストインレジデンス等で現地に数ヶ月滞在し、現地の材料や環境を利用した公開制作や茶会を開催するなど、海外でもそのユニークさが認められ、世界各地で活躍の場が広がっている。
世界お茶まつりやふじのくに茶の都ミュージアムでの展示プロデュースを行うなど、静岡の茶文化の発信にも積極的であり、2017年の浙江省友好提携35周年記念事業では作品を出品するなど、本県の文化振興に貢献している。
藤枝市においては、2016年から藤枝市陶芸センター館長を5年間、現在は藤枝市陶芸村構想アドバイザーを務め、中山間地域の活性化の一役も担っている。
2018年には静岡市葵区人宿町で陶芸教室をオープンし、市街地活性化にも尽力。2021年からは伝統工芸体験施設である「駿府の工房 匠宿」の総工房長に就任し、利用者拡大にも貢献している。
(主な受賞歴)
2020年 静岡市芸術文化奨励賞

前田直紀さんの写真
前田直紀さん
前田直紀さんの作品の写真
作品名:Spider's thread

特定非営利活動法人クロスメディアしまだ【島田市】

(概要)
2011年法人設立。「スキだらけのまちづくり」をキーコンセプトに掲げ、静岡県中部地域における地域振興・コミュ二ティ支援を主な事業として展開。「アートによる地域づくり」をはじめ、「情報発信事業」、「子ども向け社会教育事業」、「市民活動の中間支援」の4つを柱に取組を進める。行政や地域団体との連携を強化しながら個人一人ひとりの地域に対する熱量をあげることを目指し、地域づくりの中核としての役割を担っている。
(活動の状況)
無人駅を現代社会の象徴と捉え、大井川流域(島田市・川根本町)の無人駅とそこから広がる集落を舞台に開催する地域芸術祭、「UNMANNED(アンマンド)無人駅の芸術祭/大井川」を2018年から開催。国内外で活躍するアーティストの表現を通じ、地域の魅力や課題を可視化するとともに、地域住民とアーティスト、サポーターとの協働による作品制作や、信頼関係が関係人口創出や新たな交流の場につながっている。ウェブ版美術手帖では、注目の国際芸術祭に2年連続して選出されるなど(2022年、2023年)、静岡県を代表する地域型芸術祭に成長させている。
(主な受賞歴)
2021年 日本ふるさとイベント大賞ふるさとキラリ賞(地域活性化センター)

2022メインビジュアルの写真
UNMANNED無人駅の芸術祭2022
メインビジュアル
(作品:ヒデミニシダ『境界のあそび場2./ちゃばらのカーテン』)
2023メインビジュアルの写真
UNMANNED無人駅の芸術祭2023
メインビジュアル
(作品:さとうりさ『くぐりこぶち』)

受賞者が決定しました

令和5年度静岡県文化奨励賞受賞者は次の3者(2個人と1団体)に決定しました。

1 受賞者

  • 戸﨑文葉氏(静岡市葵区)活動分野:音楽(合唱指揮)
  • 前田直紀氏(静岡市葵区)活動分野:美術(陶芸)
  • 特定非営利活動法人クロスメディアしまだ(島田市)活動分野:文化振興

2 授賞式

授賞式は、5月26日(金曜日)午後3時から、県庁内で開催します。(終了しました)

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2252
ファクス番号:054-221-2827
arts@pref.shizuoka.lg.jp