令和3年9月県議会定例会知事提案説明要旨4

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ページID1011136  更新日 2023年1月13日

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令和3年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピック】

次に、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックについてであります。

新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで経験したことのない困難な状況下での開催となりましたが、安全・安心な大会を実現し、競技開催県としての役割を果たすことができました。市町、競技団体、ボランティアの皆様などの御尽力に改めて敬意を表し、心から感謝を申し上げます。

大会期間中、世界中から多くのアスリートが集い、素晴らしいパフォーマンスを発揮する姿は、コロナ禍の世界に大きな勇気と感動を与えてくれました。本県ゆかりの選手につきましても、その実力を十分に発揮し、卓球の混合ダブルスの水谷隼(みずたにじゅん)選手、伊藤美誠(いとうみま)選手が金メダル、女子団体の伊藤美誠選手、平野美宇(ひらのみう)選手が銀メダル、野球の岩崎優(いわざきすぐる)選手、ソフトボールの渥美万奈(あつみまな)選手、山崎早紀(やまざきさき)選手が金メダル、競歩の池田向希(いけだこうき)選手が銀メダル、山西利和(やまにしとしかず)選手が銅メダル、さらには梶原悠未(かじはらゆうみ)選手が自転車競技で日本人女性初の銀メダルを獲得するなど、世界の檜舞台で目覚ましい活躍をされました。

パラリンピックにつきましては、残念ながら全ての会場で無観客開催となりましたが、自転車の杉浦佳子(すぎうらけいこ)選手が金メダル2つ、陸上車いすの佐藤友祈(さとうともき)選手が金メダル2つ、水泳の鈴木孝幸(すずきたかゆき)選手が金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル2つ、ボッチャの杉村英孝(すぎむらひでたか)選手が個人で金メダル、チームで銅メダル、車いすバスケットボールの藤本怜央(ふじもとれお)選手が銀メダル、車いすラグビーの若山英史(わかやまひでふみ)選手が銅メダルを獲得するなど、パラアスリートとして自身の限界に挑むその姿は、県民の皆様に感動を与えるとともに、障害のある方への理解・関心を高め、今後の共生社会の実現に向け、大きな原動力になるものであります。

今後は、本県をスポーツの聖地とすべく、関係者が一丸となって、大会開催の成果をレガシーとして次世代に継承していかなくてはなりません。

本県が競技会場となった自転車競技のトラック、マウンテンバイク、ロードに加え、東京オリンピックから正式種目となったBMX(ビーエムエックス)についても、今後、普及、振興策を検討してまいります。本県が全ての自転車競技の中心地として、サイクリストの憧れを呼ぶ聖地となるよう積極的に取り組んでまいります。