令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨2-2

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ページID1010944  更新日 2023年1月13日

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令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.安全・安心な地域づくり】(2)地震・津波対策

次に、地震・津波対策についてであります。

本年度の総合防災訓練につきましては、先月30日から今月5日までの防災週間を中心に、県内全市町において約75万人の県民の皆様の参加を得て実施いたしました。

今月1日には、三島市、函南町、愛鷹広域公園、富士山静岡空港などをメイン会場に総合防災訓練を実施いたしました。当日は、警察、消防、自衛隊などの御協力を得て、倒壊した住宅からの負傷者の救出・救助訓練や、広域物資輸送拠点から避難所までの輸送・受入訓練等を実施いたしました。

また、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックを見据え、JR三島駅や伊豆ゲートウェイ函南の旅客・観光客を対象とした避難誘導訓練も併せて実施し、関係機関や自主防災組織との連携を確認いたしました。

今後も、12月の地域防災訓練や来年1月の大規模図上訓練など、実践的な訓練を積み重ね、地域の防災力向上、災害対策本部の機能強化を図ってまいります。

昭和55年度に施行された、いわゆる「地震財特法」につきましては、これまで7回にわたって延長され、国庫補助率の嵩上げなど、財政上の特別措置が図られてまいりましたが、本年度末にその期限が到来いたします。想定される南海トラフ地震などの大規模地震に備え、引き続き、県民の生命、財産を守る防災・減災対策を強化していく中、期限の延長が必要であります。

県議会の皆様のお力添えをいただき、県内市町、地震防災対策強化地域の7都県とも連携して、「地震財特法」の延長を国に強く働き掛けてまいります。