平成30年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-8-1

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ページID1010766  更新日 2023年1月13日

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平成30年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.人づくり・富づくりのための重点的な取組】(8)世界の人々との交流の拡大1.「世界クラスの資源を活かした観光交流の拡大」

政策の第8の柱は、「世界の人々との交流の拡大」であります。

はじめに、世界クラスの資源を活かした観光交流の拡大についてであります。

外国人観光客の誘客促進につきましては、昨年1月に設置した「静岡ツーリズムビューロー」(TSJ)をインバウンド施策の舵取り役とし、本年度からインバウンド戦略の策定や、外国人旅行者向けワンストップウェブサイトの開設など、海外誘客事業を本格化いたしました。昨年11月には、こうした取組が評価され、観光庁の日本版DMOの第一弾に登録されたところであります。

我が国への旺盛なインバウンド需要を、さらに本県に取り込むため、米国、豪州におけるTSJの誘客活動の強化を図るとともに、県内各地に設置が進むDMOなどと連携しながら、旅行者のニーズに合った体験型旅行商品の開発を促進するなど、本県が持つ世界クラスの資源を生かした、魅力ある観光地域づくりを進めてまいります。

国内最大規模の観光企画である「デスティネーションキャンペーン」につきましては、平成31年4月から、19年ぶりに本県で開催されます。

昨年12月には、静岡文化芸術大学の学生たちを中心に制作した本キャンペーンのキャッチコピー「アッパレしずおか元気旅」とロゴマークを決定いたしました。今後、様々な媒体などで活用し、多くの方々の目に触れることで、本県への旅行需要を喚起してまいります。

また、平成31年の本番に向け、本年4月からプレキャンペーンを開始いたします。5月には、静岡市内において「全国宣伝販売促進会議」を開催し、全国から参加する約800名の旅行会社等の関係者に対して“ふじのくに”静岡の魅力を大々的にPRし、本県への誘客につなげてまいります。

引き続き、市町、観光・交通事業者等と連携し、県内各地域で観光素材を更に磨き上げ、県内の機運醸成と本県を訪れる方々へのおもてなしの体制を整備してまいります。

日本平山頂シンボル施設につきましては、世界一美しい駿河湾越しに富士山を望む日本平山頂において、「日本平の海と山歴史と詩歌(しいか)の通い路(じ)」をコンセプトに、最大の魅力である360度の眺望と、歴史や文化の展示、くつろぎの空間を備えたシンボル施設の整備を進めております。

また、今議会におきまして、開館時間や休館日など、施設運営の枠組みを規定する条例をお諮りしているところであり、施設の整備と並行して、開館に向けた管理運営体制づくりに取り組んでまいります。誰からも愛される施設となりますよう、静岡市とも連携を図りながら、本年秋の開館を目指して着実に事業を進めてまいります。