平成28年6月県議会定例会知事提案説明要旨1-3
平成28年6月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.県政の概要】（3）富士山静岡空港
次に、富士山静岡空港についてであります。
富士山静岡空港は、今月4日に開港7周年を迎え、これまでに370万人を超える皆様に御利用いただきました。開港記念日には、フジドリームエアラインズの丘珠（おかだま）線が新規就航したほか、ANA（エーエヌエー）ホールディングス株式会社との間で、観光振興、産業振興、防災など様々な分野にわたる包括連携協定を締結いたしました。
空港の利便性の向上に向けましては、来月1日から、新しく空港とJR掛川駅との間で、「静岡空港シャトルタクシー」の名称で乗合タクシーの運行を開始し、空港へのアクセス機能の向上を図ってまいります。
また、空港ターミナル地区西側用地では、格納庫や宿泊施設等の立地促進に向け、格納庫に続いて、6月下旬から、宿泊施設等の施設整備と運営を手掛ける民間事業者の公募を開始いたします。訪日需要の高まりを着実に取り込み、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでの開業が実現できるよう、早期に事業者を選定してまいります。
空港運営体制につきましては、公共施設等運営権制度導入の検討を進めております。この制度の導入により、民間事業者のノウハウやネットワークを生かし、航空路線の充実、利用者サービスの向上、効率的な空港運営を実現することで、より多くの利用者で賑わい、県内経済の発展へ大きく貢献する空港となることを目指してまいります。先月には、基本スキーム案を公表し、民間事業者から意見を募っており、今後、御意見等を踏まえて、実現性の高い制度の枠組みを整えてまいります。