平成28年6月県議会定例会知事提案説明要旨1-4

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ページID1010548  更新日 2023年1月13日

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平成28年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.県政の概要】(4)沼津駅周辺総合整備事業

次に、沼津駅周辺総合整備事業についてであります。

沼津市原地区の新貨物ターミナルにつきましては、沼津市が平成29年度末までに用地取得を終えるとの目標を示しており、用地交渉は、まさに正念場であります。

御当地ゆかりの高僧であった、白隠禅師(はくいんぜんじ)の「動中の工夫は静中の工夫に勝ること百千億倍」の言葉のとおり、私自ら、現場に赴き、また、日本貨物鉄道株式会社に働き掛けた結果、地元の皆様に受け入れていただける実質待避線として、整備を進めることにしております。

この沼津駅周辺総合整備事業は、沼津駅周辺の交通問題や南北市街地の分断等の問題の解消にとどまらず、鉄道高架により生み出される土地を活用し、県東部地域の拠点にふさわしいまちづくりの実現を目指す、極めて重要な事業であります。その必要性については、十分に時間をかけて地元の皆様の理解に努めてきたところであり、もはや反対する理由はなくなった、と考えております。

したがって、今後、沼津市とともに、これまで築き上げてきた信頼関係を生かし、誠意を持って交渉を進めれば、必ずや必要な用地を提供していただけるものと信じております。

また、用地取得と並行しまして、工事に必要となる技術的な検討業務を進めており、来月には、新車両基地、新貨物駅に続き、鉄道高架区間の調査設計業務を東海旅客鉄道株式会社と契約いたします。

沼津市による用地取得完了後は、直ちに工事に着手できるよう、引き続き、準備を進めるとともに、早期の事業完成を目指し、不退転の決意をもって取り組んでまいります。