平成26年6月県議会定例会知事提案説明要旨2-7

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ページID1010350  更新日 2023年1月13日

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平成26年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.当面する県政の課題】(7)世界遺産富士山に関わる取組

次に、世界遺産富士山に関わる取組についてであります。

世界遺産委員会から平成28年2月1日までに提出を求められている「保全状況報告書」を最善のものとするため、5月28日に開催した富士山世界文化遺産学術委員会及び6月11日に開催した富士山世界文化遺産協議会作業部会において、資産の全体構想や来訪者管理戦略、情報提供戦略など、各種戦略の骨子案について御審議をいただきました。

また、利用者負担制度につきましては、今年の夏山期間から、富士山の環境保全や安全対策を目的に「富士山保全協力金」として、本格的に導入いたしますので、多くの方々に御協力いただけますよう、心からお願い申し上げます。

さらに、今月22日には、富士山の世界遺産登録が決定した日から1周年を迎えますことから、静岡・山梨両県合同の記念式典をPLAZA(プラサ) VERDE(ヴェルデ)において開催いたします。

静岡・山梨両県民にとどまらず、全国民に向けて、富士山の顕著な普遍的価値についての情報を発信し、富士山に恥じない人づくり、地域づくりに向けた機運の醸成を図ってまいります。

三保松原(みほのまつばら)の松林保全につきましては、構成資産にふさわしい松林の保全と海岸防災林としての公益的機能の持続的発揮に向けて、学識経験者等で構成する「三保(みほの)松原(まつばら)の松林保全技術会議」を設置し、今月22日に第1回会議を開催いたします。

新しい視点からの松枯れ対策や、松林の健全な育成に向けた手法等について御提言をいただき、静岡市や地元の皆様の御協力をいただきながら、最新の知見による対策に取り組んでまいります。