平成24年6月県議会定例会知事提案説明要旨2

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ページID1009995  更新日 2023年1月13日

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平成24年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.地震・津波対策】

次に、地震・津波対策についてであります。

県では、国が南海トラフの地震モデルを検討した際の詳細な基礎データなどを活用し、第4次地震被害想定の策定作業を鋭意進めております。併せて、海岸や河川などにおける津波の挙動を想定し、必要となる施設の高さや形状、耐震性能に加え、巨大津波にも破壊されない粘り強い構造を持った津波対策施設についての検討を行っております。

こうした中、去る6月11日、住宅メーカーである一条工務店グループから、浜松市沿岸域における防潮堤を整備するための費用として、大変有り難い寄附の申し出がありました。

今後、「ふじのくに津波対策アクションプログラム(中長期対策編)」を策定し、今回の寄附を最大限活用するなどして、県内全域の津波対策の推進に取り組んでまいります。

また、東日本大震災を踏まえ、第4次地震被害想定の前提とすべき地震や、巨大地震と連動して富士山が噴火した場合の影響などを検討するため、静岡県防災・原子力学術会議に新たに「地震・火山対策分科会」を設置し、第1回目の会議を6月5日に開催いたしました。「地震・火山対策分科会」及び「津波対策分科会」の委員の皆様からの御意見も踏まえ、対策の方針については、本年11月に前倒しで公表するとともに、来年6月を目途に、第4次地震被害想定の策定や地域防災計画などの改訂を行ってまいります。