2.新型コロナウイルス感染症対策

令和5年5月県議会臨時会知事提案説明要旨

【2.新型コロナウイルス感染症対策】

次に、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。

新型コロナウイルス感染症は、今月8日から、感染症法上の5類感染症に位置付けられ、我が国の新型コロナ対応は、一つの区切りを迎えました。

コロナ患者が県内で初めて確認されてから3年余り、医療・福祉関係者の皆様の多大な御尽力はもとより、県民、事業者や関係団体など多くの皆様に感染拡大防止対策への御協力を賜り、この危機を乗り越えることができました。ここに厚く感謝を申し上げます。

新型コロナが5類感染症に位置づけられた後も、県民の皆様が安心して適切な医療を受けられるよう、県医師会や県病院協会、市町など関係機関の皆様と連携し、コロナ患者を特定の医療機関だけでなく、幅広い医療機関で受け入れる体制へと移行してまいります。特に入院医療につきましては、すべての病院でコロナ患者を受け入れる体制を構築いたします。また、円滑な移行を図るため、当面の間は、重症患者等を受け入れる病床を最大450床程度確保してまいります。

引き続き、新型コロナの感染再拡大の傾向が見られる場合には、速やかに情報発信するなど万全を期してまいります。

また、これまでのコロナ対策を踏まえ、今後の新たな感染症等の発生に備えるため、「ふじのくに感染症管理センター」を本年4月に開設いたしました。感染症対策の司令塔として、対応力を強化してまいります。