5.東アジア文化都市

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ページID1054269  更新日 2023年5月19日

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令和5年5月県議会臨時会知事提案説明要旨

【5.東アジア文化都市】

次に、東アジア文化都市についてであります。

本年1月に開幕した東アジア文化都市2023(ニセンニジュウサン)静岡県につきましては、先月26日、韓国全州(ちょんじゅ)市での開幕式典に、出野副知事を団長とする行政団、芸術団総勢27名を派遣いたしました。また、今月2日には、中国梅州(ばいしゅう)市の趙(ちょう)東(とう)副市長や、韓国全州(ちょんじゅ)市の金(きむ)仁泰(いんて)副市長をはじめ、関係者600人余りをお招きし、グランシップで春の式典を盛大に開催いたしました。式典では、文化やスポーツなど様々な分野で具体的な交流をしていくことを確認したほか、全州(ちょんじゅ)市の舞踊団による太鼓と巨大な旗を使った迫力あるパフォーマンスや、梅州(ばいしゅう)市、成都(せいと)市による美しい伝統芸能の映像などが披露され、参加者を魅了しました。さらに、その後のゴールデンウイークには、SPACの「天守物語」の公演をはじめ、駿府城公園などを舞台に「ふじのくに世界演劇祭」を開催するなど、文化交流が本格的にスタートいたしました。

今後、閉幕までの7か月間、本県の文化芸術の資源を存分に活かし、多彩な文化を切れ目なく発信して県全体を盛り上げてまいります。特に芸術の秋である9月から3か月間をコア期間として位置づけるなど、静岡国際オペラコンクールや、富士山世界遺産登録10周年記念国際シンポジウム、伊豆文学祭など、県内の各地域で核となる文化・交流事業を集中的に開催いたします。

また、地域伝統のお祭りや、食のイベントなど、市町や民間団体が実施する文化事業を「東アジア文化都市2023(ニセンニジュウサン)静岡県」事業として認証する取組も開始し、既に4月末時点の認証数は、約120件に達しております。引き続き、県民総がかりで事業の裾野を拡大し、重層的に文化・交流活動を展開してまいります。

こうした取組により、観光交流人口の拡大を図り、目標とする過去開催の最高の来場者数360万人と経済波及効果100億円以上を目指してまいります。本県が多くの人々を惹きつけ、内外に広く感動を呼ぶ1年となるよう、引き続き県民の皆様とともに、総力を挙げて取り組んでまいります。