事業概要・事業効果/沼川新放水路(仮称)計画

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ページID1042699  更新日 2024年4月15日

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事業概要

沼川新放水路(仮称)計画は、沼川改修計画の一環として昭和49年の七夕洪水を契機に、昭和61年に高橋川放水路計画として立案されました。
平成2年には高橋川から沼川を経て駿河湾に放流する放水路の具体的な調査・計画・検討が着手され、平成24年3月には、河川整備計画※が国土交通省から認可されました。
現在、計画開水路部を暫定掘削し、13,700立方メートルの調整池を設置して浸水被害の軽減に効果を発しています。
今後は、河川整備計画に基づき、沼川新放水路の着工に向けた調査、検討及び設計を進めていきます。

※認可された河川整備計画名:「一級河川富士川水系富士山麓ブロック沼川河川整備計画(指定区間)」

主な被災状況

写真:平成19年7月14日洪水による浸水状況 沼津市 富士市界付近

  • 昭和49年7月洪水
    富士観測所で総雨量293ミリメートル時間最大雨量41ミリメートル。
    浸水被害は富士市側を中心に床上695戸、床下1369戸。
  • 昭和51年8月洪水
    富士観測所で総雨量251ミリメートル時間最大雨量62ミリメートル。
    浸水被害は富士市側を中心に床上895戸、床下2871戸。

全体計画

地図:全体計画

河川名:沼川、高橋川、沼川新放水路(仮称)

箇所名:沼津市青野~大塚

事業延長:L=約2.3km

整備計画流量:高橋川分流部~沼川Q=100立方メートル/s
沼川~河口Q=150立方メートル/s

事業期間(予定):~令和14年度(沼川~海岸部については~令和10年度)

事業効果

「沼川新放水路(仮称)計画」と「沼川(高橋川)中流域豪雨災害対策アクションプラン」※によって、普通河川池田川の溢水による青野地区の床下浸水被害の頻度の軽減、都市化の進んだ沼川及び高橋川流域の浸水被害の軽減に寄与すると期待されています。

河川整備計画

概要については次のとおりです。

(ア)実施箇所
沼津新放水路(仮称)の実施個所は右図に示すとおりです。

地図:実施個所 L=約2.3km

(イ)流量配分図
高橋川分流地点から河口までの区間においては、Q=150立方メートル/sの流量を安全に流すことを目的として、高橋川上流の洪水を直接海域へ放流する新たな放水路を整備します。

資料:流量配分図

(ウ)工事の内容
沼川新放水路(仮称)計画の整備については、高橋川分流点から河口までの約2.3km区間において、JR東海道線以南の暗渠区間においてはボックスカルバート、同以北の開水路区間においては築堤、護岸整備などの河川整備を行います。
この他、沼川新放水路(仮称)の必要設備として、吐口部、開口部(ゲート)、分流施設等の整備を実施します。
新放水路の整備に当たっては、河川の有している自然の回復力を活用し、多様な流水環境の創出に配慮します。

イラスト:開水路(JR東海道線以北)区間

イラスト:暗渠(JR東海道線以南)区間


※認可された河川整備計画名:「一級河川富士川水系富士山麓ブロック沼川河川整備計画(指定区間)」

このページに関するお問い合わせ

交通基盤部 沼津土木事務所 沼川新放水路整備課
〒410-0055 沼津市高島本町1番3号 東部総合庁舎8階
電話番号:055-920-2129
ファクス番号:055-926-5527
numado-numakawa@pref.shizuoka.lg.jp